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失態!!警部補、交番内で部下に銃口 (2/2ページ)

2008.11.8 05:03
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 市民の安全を守る交番勤務の警官が、同僚に拳銃を突きつける前代未聞の“事件”が発覚した。

 県警監察課によると、佐賀署兵庫交番(佐賀市)所長の男性警部補。7月17日午後、女性巡査が事務作業中、警部補に「撃つぞ」と言われて振り向くと、右肩近くに実弾5発が装てんされた全長約20センチの38口径式拳銃「ニューナンブM60」(日本製)とみられる拳銃を突きつけられた。巡査が「やめてください」と訴えると、警部補は笑顔で拳銃を納めた。

 その様子を目撃した同僚が1週間後、佐賀署に報告。しかし同署は「(警部補は)浮き沈みが激しい性格だから、様子を見よう」と事実上、放置。女性巡査は8月22日午後にも「仕事を早くしろ」といわれながら右大腿(だいたい)部に銃口を突きつけられた。

 同僚の報告を受けた佐賀署は、同26日に県警監察課に報告。県警は同27日付で警部補から拳銃を取り上げ、自宅謹慎とした。銃刀法違反容疑で捜査に着手した組織犯罪対策課は、3度にわたり警部補から事情聴取。「仕事を指導するつもりだった。なぜやったのか分からない」と話している。

 一方、警部補について同僚らは、家庭の問題などが原因で「5月下旬ごろから言動がおかしかった」「自殺をほのめかしていた」などと証言。警部補は現在、佐賀市内の病院に入院。精神疾患の診断書が出ている。

 監察課によると、女性巡査は「指導の一環でパワハラなどとの意識は持っていない」としながらも「拳銃を不正使用したことは言語道断。誠に申し訳なく、厳正に対処する」とコメントした。



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