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日本通訳協会が閉鎖 検定試験も中止
通訳者の検定試験やセミナーを実施してきた日本通訳協会(東京都新宿区)が金融支援を受けられなくなったとして、閉鎖していたことが8日、分かった。インターネットのホームページ(HP)で公表した。9日に予定していた検定試験も中止する。
同協会のHPで「今般の経済不況の中で金融支援も受けられず、やむなく閉鎖せざるを得なくなった」と説明している。
HPによると、9日のほか、来月14日、来年2月1日に東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、那覇の6カ所で実施する予定だった検定試験は中止するが「受験料が無駄にならないよう努力する」とし、今月下旬に連絡先などをHPで知らせるとしている。
日本通訳協会は昭和48年に設立され、検定はこれまでに約13万人が受験。約3万8000人が合格しているという。
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日本通訳協会のホームページ(HP)によると、試験は通訳技能検定試験(通検)とボランティア通訳検定試験(V通検)に分かれている。受験料は通検の1級が1万7000円、2級が1万2000円。V通検はA級が6500円。B級が4000円。HP上には「一旦納入された受験料は、理由の如何にかかわらず、返却できません」と記載されている。