政府の追加経済対策に盛り込まれている、定額給付金のニュースからです。この給付金の支給にあたっては、対象者に所得制限を設けるのか、また、どの程度の所得で給付を制限するのかなど、政府、与党内でも調整が難航しています。この給付金について、県民は、どのように感じているのでしょうか?(川野アナ)「各家庭に給付金を支給しようとしていますが、経済対策に繋がるとお考えですか」(県民)「分かんないですけど、みなさんの雰囲気では、貯蓄にまわすと言ってますけど」「一時的に頂けるならありがたいが、それ限りで終わってしまうなら意味がない、子どもを持っている家族に対しては給付してほしい」(川野アナ)「また、給付金には、どうやら所得制限が盛り込められそうです。街行くみなさんは、いったいどのくらいの額が妥当だと考えるのでしょうか?」(県民)「これぐらいじゃないですか、800万円以上」「(所得制限は)無い方がいい、どこをどう切っていいか分からない、いろいろ不公平が出てくると思うので」「(川野アナ)いま1500万円のラインでもみあっているのは、どう思います?」「金持ちが代議士をやっているから、庶民とはかけ離れているんじゃないですか」
長く続いたA重油の高騰を受け、全国有数のカツオ漁の基地、南郷町の目井津漁港には、今年の操業を早くも切り上げて、漁船が次々に帰ってきています。港に所属するカツオ一本釣り漁船各漁船は、過去に例を見ない燃油の値上がりに見舞われ、去年よりも1週間余り早く、操業を切り上げて、一部の漁船が港に帰ってきたということです。7月には、全国一斉休漁で、窮状が訴えられましたが、漁獲量自体はまずまずで、このところ、ようやく下がり始めた燃油価格に、漁師たちも胸をなでおろしていました。
国の予算などが適切に使われたかどうかをチェックする会計検査院が、昨年度の検査報告書を提出し、県内関係では、串間市の国道での工事の設計ミスなど、2件が不適切な事例として指摘されました。会計検査院が提出した報告書によりますと、税金の無駄遣いなどの不適切な経理処理が指摘された件数は、全国で981件、額にして1千253億6千万円と、前の年度の4倍以上に増え、過去最悪になりました。このうち、県内関係では、串間市市木の国道448号線の災害復旧工事現場で、道路の側面を支える擁壁と呼ばれる部分の強度が設計ミスにより不足し、国の補助金4千660万円あまりが不適切に使われたと指摘されています。このほか、えびの市の、経営体育成基盤整備事業でも、貯水池の管理用道路の法面工事で設計ミスがあり、国の補助金206万円あまりが不適切に使われたとされています。
エコクリーンプラザみやざきの問題です。施設を運営する県環境整備公社は、破損している浸出水調整池の補修工事について、外部調査委員会が提示した、杭を打ち込んで補強する工法で行うことを、正式に決めました。この問題は、エコクリーンプラザみやざきで、ごみ処理に伴う汚水を一時的に貯める、浸出水調整池の一部が、地盤沈下によって破損し、使用できなくなっているものです。7日の理事会では、まず、公社側が、施設の機能を回復するための補修工事の概要などを説明しました。出席した理事からは、理事会の体制の早急な見直しを求める意見などが出されましたが、採決の結果、全会一致で県の外部調査委員会が最も適切と判断した、杭基礎補強と呼ばれる工法で、来年2月から、補修工事を行うことを決定しました。また、事業費は、県の外部調査委員会が示した、12億8千万円に、設計費などを加えた、約13億6千万円になる見込みです。県環境整備公社では、この事業費について、金融機関から借り入れる予定です。採用される工法は、地盤沈下によって一部破損している調整池の下に、鉄筋コンクリート製の杭を打ち込むなどして、補強するもので、来年2月に着工、再来年5月に工事が終わる見込みです。(県環境整備公社・田中義信理事長)「地元の方々が心配されている安心安全(のために)第一歩で決定したので、そういう意味では、安堵しているというか、ありがたいと思っている」また、約14億円が必要となる費用については、年内にも予定される外部調査委員会の最終報告を参考に、今後、県と11市町村で、負担割合などを、協議することにしています。(橋田和実西都市長)「建設時の理事長は副知事だった。やはり県の責任は大きいと思うので、それだけ負担をしていただかなければいけない」補修工事の費用負担は、当初見込まれていた5億円の2倍以上の額に上り、多額の税金支出につながるだけに、県と市町村の協議が、難航することも予想されます。
九州一周駅伝、7日は、延岡市から大分市までの間でレースが行われました。宮崎県チームは、惜しくも2位でフィニッシュしました。九州一周駅伝8日目の7日は、旭化成のお膝元、延岡市から大分市までの7区間、113.3キロで争われました。宮崎県チームの1区は、旭化成の山下辰則選手。地元の声援を受け、序盤から積極的に飛ばしますが、徐々に、長崎と福岡に離されます。しかし、宮崎県チームは、この後、5区でトップに立つと、6区の足立知弥選手が区間賞の走りでリードを広げ、最終区につなぎます。(足立知弥選手)「4回目の区間賞でチームに貢献できたと思うので、最後はきつかったけど精神力でカバーして走りきりました。」そして、最終7区、宮崎県チームは、旭化成の土橋啓太選手が懸命の走りを見せますが、福岡に逆転され、惜しくも2位でフィニッシュしました。
ロボット技術を競う世界大会に出場した子供たちが、東国原知事に出場を報告しました。余りの技術の高さに、知事から子供たちに、思わぬお願いも飛び出しました。東国原知事のもとを訪れたのは、11月1日、横浜市で開かれた、ロボットコンテストの世界大会に出場した、県内の小中学生と高校生のあわせて6人と、そのコーチなどです。今回は、惜しくも入賞とならなかったものの、子供たちは、自分たちが製作したロボットの技術を、東国原知事に披露しました。ロボットを前に、東国原知事は生徒たちに、工夫した点や苦労した点などを、質問をしていました。そして、最後に、こんなお願いも・・・(東国原知事)「知事の代わりにいろんなところに行って、挨拶をしてくれるロボットを作ってくれんかな。1人なもんでね。いろんなところに同時で呼ばれるのよ。なかなか出席できないものだから」たのもしい子供たちに、東国原知事は、県の将来を引っ張っていって欲しいと、期待を寄せていました。
県の官製談合事件で、前知事、安藤忠恕被告に対する被告人質問が、7日、宮崎地裁で行われました。安藤被告は、知事選挙の清算費用として、元国会議員秘書に2000万円の用立てを依頼、ヤマト設計の元社長、二本木由文被告から、2000万円のわいろを受け取ったとして、事前収賄の罪など3つの罪に問われています。7日の公判で、2000万円の用立てを依頼したとされる点について、安藤被告は、「自分で銀行から、1000万円の融資を受けていたので、不自然なことだと思う」と、証言しました。その上で、二本木被告らが、「無理やり置いていった」として、2000万円について、受け取る意思がなかったことを改めて主張しました。7日の公判で、犯罪事実についての安藤被告の被告人質問は終了し、次回は、11月14日に開かれます。
11月9日から始まる秋の全国火災予防運動を前に、宮崎市周辺の1市3町の事業所が参加して、7日、消火栓の操法大会がありました。大会では、消火栓の取り扱い方の正確さや、的に放水するまでの時間などが競われました。宮崎市消防局管内では、今年に入って、6日までに、162件の火災が発生し、このうち、90件が建物火災だったということです。
延岡市北浦町の北浦中継局で、7日から、地上デジタル放送の試験放送が始まり、北浦町の一部、約1700世帯で、地上デジタル放送を見ることができるようになりました。本放送は、11月24日からとなっています。これで、既に本放送を始めたエリアと合わせて、県内の約93%にあたる、約42万世帯で、地上デジタル放送が視聴できるようになりました。
10月、日向市で、73歳の女性を軽乗用車ではねて、逃走したとして逮捕されていた、日向市の黒木市長の妻が、7日、ひき逃げなどの罪で、略式起訴されました。略式起訴されたのは、黒木日向市長の妻、黒木美枝子被告、60歳です。調べに対し、黒木被告は事実を認めていて、延岡簡易裁判所は、罰金70万円の略式命令を出しました。黒木被告は、即日、罰金を納付したということです。