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政治

道立8病院 07年度、16億円の赤字 患者減で累積赤字629億円(11/08 00:36)

 道は七日、道議会決算特別委員会で、紋別など八道立病院の二〇〇七年度収支が十六億六千万円の赤字で、累積赤字は六百二十九億円にのぼったと報告した。五年前の経営改善計画では、〇七年度の収支は黒字で累積赤字も五百八十七億円に抑えることを目指したが医師不足による患者数減少などが原因で目標を大幅に下回った。

 赤字額は〇六年度比で約三億円減少した。

 病院別でみると、子ども総合医療・療育センター(コドモックル、札幌市手稲区)の十四億円の赤字が最多で、紋別病院十億円、江差病院九億円などとなっている。全体で約八十三億円の赤字だが、道は八病院の運営費として一般会計から約六十七億円を繰り入れており、最終的な赤字は十六億六千万円となった。

 道によると、全体の病床利用率は61%で、三年で8ポイント低下。地域医療を支える三つの地域センター病院の一般病床を見ると江差62%、羽幌47%、紋別38%と、国のガイドラインで病床の削減を求められる「七割利用」を下回った。

 〇七年度途中の試算では約二十五億円の赤字見込みだったが、道は「一部業務の外部委託などで赤字幅を圧縮した」とした。

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