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【紙面批評】関西大学教授・木村洋二 日教組が生んだ“寄生者”たち (2/2ページ)
彼らには自己批判を込めて「プロパラ」という名称を献呈したい。このプロパラ・ウイルスが入れ子式に繁殖し、国の背骨まで虫食い状態になったのが日本の病根である。
そもそも、「ありがとう」の代わりに「すみません」というのはこの国の美徳である。ありがたくても、相手にかけたご迷惑を思いやるから「すみません」になる。だから「すみません」と謝る人は許される。
歴史上、戦争で負けてこれほど繁栄した国は存在しない。しかし、殴られたあと、チョコをもらってぺこぺこするような人は信用されない。国も同じである。抗議すればすぐに謝罪する人や国は、カモにはされても信頼はされないだろう。本当の信頼とは何かが、これからの日本文明の課題である。(大阪本社発行最終版による)