2008年11月6日(木)
精神科医
私は今近くの普通の精神科にかかっている。
そこで、医者と話すんだが、児童精神科の時よりも、受信日が待ち遠しい。
というのは、やはり狭いカテゴリーの専門医ではなく、広いカテゴリーの患者を診る先生は、その分こちらも得るモノがある。
時に、担当の先生が替わることも、また一つの楽しみで、最近3年程の間に2度担当医師が変わったが、
二人とも、知識が豊富で、若くても話は面白い。
さらに、謙虚で私達の状態に興味があることも嬉しい。
1999年当時は、大人の自閉症の診断を受ける医療機関が無く、私達夫婦も、1年以上待ち、
無理矢理交渉して受診できた。
それから診断には、問診が何度も続き、さらにウエックスラーのテストも、無理矢理受けさせてもらい、
私に続き、妻も半年後にようやく診断名をもらった。
しかし、もうすでにその頃から「夫婦でアスペのニキリンコ」や、
「サバンのアスペ」は森口奈緒美の周りに多数存在していた。
これはいったいどう言うことか。
現実の社会では、大人の自閉症の診断を受ける医療機関が全く見つからない一方で、
診断を受けたか受けないか分からないアスペがうじゃうじゃいる。
その後、その診療所での統計が出て、大人450人の受診のうち、子供時代自閉症を疑われずに、アスペルガー症候群だった大人は、
2名だった。と論文発表された。
(残念だったのは、この論文の詳細資料が紛失したこと。厚生省かどこかの冊子に残っているはずなのだ)
なんだ。結局俺たち夫婦だけじゃないか。アスペルガー症候群と診断されたのは。
しかし、アスペの館では、うじゃうじゃアスペが生息しているのであった。