次期学長決まる
石澤良昭現学長が再選
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学長 石澤良昭 |
石澤良昭学長の任期が2008年3月31日で満了となることにともない、このほど次期学長選挙が行われ、石澤良昭現学長が当選人となり、12月12日開催の理事会で次期学長に任命された。石澤学長は2期目。任期は、2008年4月1日から2011年3月31日までの3年間。
石澤良昭教授は、1937年生まれ、70歳。1961年本学外国語学部フランス語学科を卒業し、68年中央大学大学院文学研究科修士課程修了。71年同文学研究科博士課程満期退学。74年および78年フランスEcole Pratique des Hautes Etudesに国費留学。
1971年聖マリアンナ医科大学専任講師、74年同大学助教授。77年鹿児島大学助教授、80年同大学教授。82年本学外国語学部教授となる。
本学においては、1983年〜93年アジア文化研究室長、84年〜93年アジア文化研究所長、95年〜98年外国語学部長を歴任。また、2002年アジア人材養成研究センター所長、04年21世紀COEプログラム・拠点リーダーに就任し、05年4月から第13代学長として現在に至っている。
このほかに、1982年から上智大学アンコール遺跡国際調査団団長を務め、2001年には274体の仏像と千体仏柱を発見した。これはアンコール王朝史を塗り替える大きな出来事だといわれている。また、2007年11月2日には、発掘した仏像を展示する博物館がカンボジアのアンコール遺跡群近くに完成し、カンボジア王国のシハモニ国王陛下ご臨席の下、完成記念式典を挙行、翌11月3日には、アンコール・ワット西参道第1工区の完成記念式典も行った。
1991年外務大臣表彰受章、98年カンボジア王国シハヌーク国王陛下よりサハメトリ章親授、2003年国際交流基金受賞、07年カンボジア王国シハモニ国王陛下よりサハメトリ章親授など、これまでの活動や研究業績が高く評価されている。
専攻は東南アジア史、東南アジアの文化遺産研究、東南アジア碑刻学。主な著書に、『アンコールからのメッセージ』(山川出版社、2002年)、『東洋の心、西洋の心』(共著、ユーラシア旅行社、2002年)などがある。
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