HOME> 「輝く!セカンドライフ」礒貝洋光インタビュー
プロスポーツ選手として華やかな舞台に立つも、体力の衰え、ケガ、バーンアウト・・・様々な要因で、自身のキャリアに終止符を打つ時期は、選手のレベルに関わらず必ずやってくる。ある者はそのスポーツに関わりを持つ職種へと転身をはかり、またある者は全く別な世界での活躍を夢見て右も左も分らない世界へと足を踏み入れていく。今回の連載では、そんな人生の第2のステージを歩んで入る元Jリーガーを取り上げていく。第1回は、ガンバ大阪などで活躍し、1998年にゴルファーへの転身をはかった礒貝洋光さんを紹介する。
- 「南海の黒豹」や「孤高の天才」と言うネーミングから厳しさを連想する方も多いと思いますが、そんな風にイメージされることをどうお考えですか?
- そんなことはないよ。それに、今は豹というよりも“豚”のような体型かな(笑)。
オレはね、小さい頃から注目されていたわけ。小学生の頃だからさ、新聞記者に取材されるとマジメに答えるじゃない。横柄な態度で接することはないでしょ? 何度も取材されていると、自然と対応の仕方を覚えていくんだ。そんな対応がマジメで自分に厳しい選手っていうイメージを作ったんじゃないのかな。
みんなに言われたよ「ぜんぜんイメージと違いますね」って。でもね、勝手にそんな風にイメージしているのは彼らの方。イメージって怖いよね、だからテレビは生(放送)しか出なかったんだ。特にテレビって影響力が大きいから。作られたイメージが一人歩きしちゃうのが嫌なのかなぁ。 - そんなイメージを周囲に植え付けるに至ったサッカーを、どのようなきっかけで始めたのですか?
- きっかけは“アイスクリーム”。小学校の3年の時だったんだけど、サッカーの練習が終わるとアイスクリームを配っていたんだ。そのアイスを食べたくてさ(笑)。それでオレ、先生に『サッカーやりたいです』って話した。
でも3年生は部活がなかったから『駄目。君は部活に入れないから向こうでやっとけ』って。
でもめげなかった、そこからサッカーとの付き合いが始まったんだ。動機は不純だったかもしれないけど、初日にボールリフティングが18回できた。2日目が72回、3日目が144回。もうそのあとは覚えていない。
- 3日で!凄い進歩ですね。ボールタッチってそんなに簡単に身についてしまうものなんですね。
- どうかな〜、今さらそんな質問されてもなぁ・・・その時に聞いてくれればよかったのに(笑)。集中力の問題だからね、リフティングは。永井(秀樹)さんっているでしょ。彼の通っていた小学校なんて、何万回ってリフティングする小学生がいたんだよ。
- その永井さんが、小学校時代の礒貝さんは「マラドーナより凄かった」って言っていましたが?
- その頃に小学生のワールドカップがあったら、オレも世界一になれたと思うよ。オレのマークに二人いて、ようやく(ドリブルしている)オレに触れられるかっいう感覚だから。当時はね、4人目で削られてやっと止まる。だからこの辺(腿の辺り)がずっとアザだらけ、痛くてね。思い出はそんなのばかりだった。相手にしてみれば削るしかないんだろうけどね。
でも先生に怒られるんだよな。『そんなに倒れていたら次のプレーができないだろ、立て!』ってね。そんなこと言ったって痛いでしょ。痛いけど、先生に殴られるのも痛いし。どうしようって(笑)。今でもよく覚えているね。 - ポジションは昔からミッドフィルダーですか?
- 小学校のときは右ウィング。なかなか得点をあげる選手で得点王だった。なんせうまかったよ(笑)。
帝京では中盤だったけど・・・夏場はフォワード。試合も終盤に差しかかるとバテちゃって中盤に下がるの。夏場は走るのしんどいからフォワードって決まってたんですよ、オレの場合は。そういった意味では大学でもフォワードかな(笑)。
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礒貝洋光
(いそがい・ひろみつ)
1969年4月19日熊本県下益城郡小川町(現宇城市)生まれ。
小学校3年生からサッカーを始め、中学では日本選抜の一員として、帝京高校では1年生からレギュラーとして活躍。東海大学時代には日本代表にも選出されるなどその才能を発揮。Jリーグ開幕前年に大学を中退してガンバ大阪へ入団。左右両足でフリーキックを決めるなど非凡な才能をもったプレーヤーであったが、度重なる怪我もあり1998年引退。現在はプロゴルファーとして日本のトップを目指している。
礒貝洋光 オフィシャルサイト
http://www.e-sango.jp/isogai
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