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道立病院で透析再開〜院長ら3人の体制で
(11月7日付け)
道立紋別病院(及川郁雄院長)は10日から人工透析治療を再開する。循環器科医師の退職で今年4月から人工透析治療を中止にしていたが、7月に透析治療経験者の麻酔科医師が常勤医として着任したことから、及川院長と外科の常勤医の交代制で再開することになった。当面、道立紋別病院から紋別遠軽厚生病院に移って治療を続けていた患者5人が再び道立紋別病院で透析治療を受けることになる。
3月までは道立紋別病院に透析患者30人ほど(紋別や滝上・興部など)が治療を受けていた。廃止により遠軽厚生病院と上湧別町の病院、紋別市内の他の病院などにそれぞれ移って週に3回の治療を続けている。紋別市では現在市内の患者を遠軽、上湧別の各病院にバス送迎している。
道立紋別病院では麻酔科医のほかに在勤の及川院長と外科医の2人が8月から研修を受け、3人体制を整えたことで再開を決めた。
紋別道立病院で透析治療を受けていた患者のうち5人が現在、遠軽厚生病院で治療を受けていて、10日からは2人が道立紋別病院に戻り、17日からは残る3人も受け入れる。
冬期間、紋別・遠軽間の国道238号線は吹雪などで交通できなくなる可能性もあることから冬が本格化する前の受入開始を模索していた。
道立紋別病院の望月敏文事務長は「できるだけ早く患者さんが安心できる体制とするために努力していきたい」と話している。
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