2008年11月6日 19時56分更新
行方不明者の捜索や逃走した犯人の追跡などで活躍する警察嘱託犬の技術を競う競技会が、総社市で開かれました。
警察嘱託犬は、警察が一般から候補となる犬を募集し、年一回審査会を開いて選ぶ警察犬のことで、現在、県内では37頭が登録されています。
総社市の高梁川の河川敷で開かれた競技会には、県内の警察嘱託犬36頭とそれぞれの飼い主が参加しました。
競技会では布についたにおいをかいで、別の5つの布の中から同じにおいのものを選び出す種目や、飼い主の指示通りに行動できるかどうかをみる種目などが行われました。
岡山県警察本部によりますと、県内で去年1年間に警察嘱託犬が行方不明者の捜索や逃走した犯人の追跡などで出動したケースは115件あったということです。
参加した飼い主の1人は「きょうは犬が少し緊張していたようでうまくいきませんでしたが、警察に貢献できるよう今後も犬といっしょに訓練を重ねていきたいです」と話していました。