ニッポンの評判―世界17カ国最新レポートの紹介するのもたぶんこれが最後。
図書館への返却期日が迫ってまいりましたので。
そんな訳で今回は、目次を引用して全体的にどんな内容なのかを
見ていただく事にします。
第1章 「クールジャパン」へのまなざし
第一線に就く知日派「ツナミ」世代 − オーストリラ
日本人よりも「日本通」な人々 − ロサンゼルス
古都の街並みに吹き込む新しい風 − イタリア
サンバと盆踊りの幸福なフュージョン − ブラジル
ドラマもお寿司もルック・イースト − マレーシア
「HENTAI」ポルノは世界標準 − 日本発AVソフト
第2章 「親日感」のさまざまな形
世界で一番の片思い − トルコ
「日本人のふりをする中国人」が出没 − トンガ
「日本式経営」から調和と寛容を学ぶ − シンガポール
皇室への親近感が架け橋に − オランダ
家電製品が作り上げたイメージ − ドバイ
大公開!「日本人取扱い説明書」 − ニュージーランド
第3章 誤解と幻想を超えて
ノキア社員が目撃した「傲慢な日本人」 − フィンランド
日本とイランを行きつ戻りつ − イラン
マンガは大好き!でも日本は知らない − ドイツ
陽気なイタリア人への正しい答え方 − イタリア
それでも音楽の都を目指す日本人残酷物語 − ウィーン
日本語と英国人の距離を見つめて − イギリス
終章 もうひとつの「美しき文明」
日本に抱く夢 − フランス
日本人にとって気分の良い話だけでなく、耳の痛い話も載っていて
バランスが取れてると思います。もっとたくさんのレポートを紹介
したかったのですが時間切れです・・・・・・・残念。
さて本題ですが、記事タイトルのようなスレッドが海外のアニメ掲示板
に立ってましたので、取り上げてみました。
ちょっと漠然としたテーマですが、興味のある方は続きをどうぞ。
Top 10 Wonderful Moments In Anime
martialstax シアトル
アニメの素晴らしいシーンについて思いを巡らせていたんだが、そういう
シーンは、ただ美しいだけじゃなくてこう気持ちを高揚させてくれるんだ。
ネタバレにならないよう細心の注意を払ったが、念のため、その可能性が
あることを先に警告しておくよ。では、以下が俺のTOP10リストだ。
10.機動戦艦ナデシコ − アキトがイネスの正体に気付いたシーン。
イネス・フレサンジュの謎はこのアニメのプロットの根幹に関わるもの。
アキトがそれを知った時、彼女の悲劇と困難の時間は最後に報われた。
9.カードキャプターさくら − 桜、知世、小狼、苺鈴の4人が一緒に街へ
出かけるシーン。このシーンは全く深くもなければ重要な出来事でもない。
単に4人の友達が一緒に楽しんでいるだけだ。
しかし、ここで最も大切なことを見せていた。
それは、苺鈴が長い旅路の果てに敵対していたライバルを親友と思う
ようになったということだ。
8.あずまんが大王 − 榊とマヤーの出会い。榊と猫たちの長きに渡る
ジョークは、沖縄へのクラス旅行で報いられた。
あの榊の表情とみんなのリアクションは、ビューティフル。
7.フルメタル・パニック! The Second Raid − かなめに髪を切って
貰っている時に宗介が寝入るシーン。宗助が送ってきた生活を思えば、
最もありふれた日常の中でも彼が過度に反応するのは不思議ではない。
彼がかなめの提案を受けいれただけでなく、 " 危険な武器 " を持った
彼女のそばで寝るこのシーンは、彼女への信頼の深さを感じさせた。
6.かみちゅ − ゆりえが健児に告白するシーン。
かなり最初の頃のエピソードで、ゆりえは健児に告白する勇気を得る。
そしてその事が、このシリーズのその後の基調を打ち出した。
美しい瞬間を凝縮させたシーン。
5.カレイドスター − そらとレイラが幻の大技を演じるシーン。
これはシーズン1のクライマックスで、そらとレイラが味わってきた
栄光と挫折、その浮き沈みの全てが報われる瞬間。
生きてて良かったと思わせてくれるシーンだ。
4.ぷちぷり*ユーシィ − ユーシィの記憶が戻るシーン。
アニメのよくあるテーマの一つが、記憶の重要性だ。
ユーシィが自分の記憶から友達のことを消されたことには、もの凄く
心が痛んだ。その分、彼女が全てを思い出した時の喜びは大きかった。
3.フルーツバスケット − 透が突然、咲の家に訪れるシーン。
いつも " クール " な態度をとってはいるが、咲はこのアニメで最も
センシティブなキャラクターの一人なんだ。
透の草摩家との新しい生活は、咲から彼女を奪っていった。
咲はそのことで透を悩ませない様にと考えるが、意に反した言動を
してしまい、そのことで自己嫌悪に陥っていた。
咲がイライラさせられる酷い1日を過ごした時、仕事を休んできた
透が突然家に訪れる。彼女は胸がつまり言葉もでない。
これは、このアニメで最もワンダフルなシーンだったよ。
2.バトルアスリーテス 大運動会 − クリス・クリストファ「今日、
私は自分の信念を10秒間だけ棄てます。」
このドラマの最高の瞬間がこの決断に帰着した。そして、クリスは彼女の
人生を永遠に変えてしまう決断を下す。彼女のあかりへの愛情は全てを、
彼女の信念さえも上回った。
1.プリンセスチュチュ − 最終シーンを観ているLuci Christian。
オーケイ、確かにこれはこのアニメの内容ではないので、ちょっとずるい
かもしれない。でもこれは、DVDのおまけ映像の一つなんだ。
Luci(あひるの声優)は、レコーディング・スタジオにいる。
彼女のセリフはもうないのだが、ADRの監督はこのアニメの最後のシーンを
彼女に観せた。そしてLuci は、そのあまりの美しさに涙を流し始める・・・
アニメは本当に美しい。
vtr9kvictor テキサス 35歳 男性
俺のTOP10リストは、まずGTOから。朋子がタレントショーで見せた
雅への「友情スピーチ」を留守電に送るシーン、そこでの観衆のリア
クションも含めて、俺はベイビーのように泣かされたよ。観るたびにね。
Luci Christianの件は、俺も心から同意する。このおまけ映像だけでも
6枚あるDVD全ての金額分の価値がある。
ハルヒの " God Knows " のシーンには息を呑んだ。(そして俺は、リンダ
リンダリンダを注文したよ。一体あれが何だったのか確認するためだけに)
アキト/イネスのシーンはグッドチョイスだと俺も思う。
宗助のヘアカットシーンは確かにビューティフルだった。
EOEでアスカが2号機の中で目覚めるシーン。これを否定する奴らには
断固として対抗する!
ああっ女神さまっのオリジナルOVAで、ベルダンディーが戻らないと
いけない状況に螢一とベルダンディーが直面するシーン。
うる星やつらのクリスマスでの一場面。そう、あたるは本当にラムを
好きだと伝わってくる。
スレイヤーズの第1話でリナ・インバースがドラグスレイブを初めて
放つシーン。これで俺はアニメファンになった。
マクロス(Robotech)で、一条輝(Rick Hunter)が早瀬未沙
(Lisa Hayes)をアラスカ基地の壊滅から救うシーン。
大虐殺にみまわれた中での二人の再会は涙を誘った。
Geoduck ワシントン 39歳
これがTOP10かどうかは分らない・・・・・・だが、とにかくワンダフルな
シーンには違いない。(一つのアニメで一つのシーンだけを選ぶことにする。
そうでないと、無責任艦長タイラーから5-6個選んでしまいそうだ)
千と千尋の神隠し − 白と千尋が、白の本当の名前に気付いたシーン。
げんしけん − サキが無意識にコスプレをしていたキャラになりきって
いたシーン。「会長だ!」
無責任艦長タイラー − アザリンが「パコパコを連れてまいれ」と命じた
時のドムの反応。
カードキャプターさくら − 苺鈴が小狼を義務から解放させ、知世の家に
行って泣く場面。小さくも美しいシーンだった。
灰羽連盟 − 「世界のはじまり」、ネムとラッカが合作したグリの世界の
はじまりの物語。Heart of Airの美しい歌は言うまでもなく、ナレーション
が突然切り替わるのもとても効果的だった。
電影少女 − 洋太は残りの人生を一人で生きていくのかと絶望。
そこへ切ない曲の " Message " が流れる。
洋太が絶望のどん底へ沈みかけたその時、愛が慰めの言葉をかけて
彼を抱きしめる。(曲も明るいものにかわる)
となりのトトロ − サツキとメイが猫バスから降りて、 " となりの
トトロ " のテーマが流れる。ここで俺はもうドロドロに溶けてしまった。
最も美しくてハッピーなエンディング。
今、そこにいる僕 − " スナーク狩り " のパン屋の様に、ララ・ルゥは
そっと、静かに消えていった。長い間拒み続けた彼女の運命を受け入れて。
R.O.D -THE TV- − 長い年月と困難を乗り越えついに、ねねねは読子・
リードマンを見つけた。お互いを見つめる二人・・・・・・・
そして読子は猛烈に逃げた。
面白すぎる再会シーン。
天地無用! IN LOVE − 阿知花は、自分の息子の成長を見る事ができない
と悟った。そして泣きながらも微笑み、リョーコと阿重霞に天地の事を
託す。
Splitter アメリカ 男性
10.彼氏彼女の事情 − 二人が初めて手を握ったシーン。
この回の話は、雪野が完璧な告白の仕方を模索するという内容に終始した。
そして結局彼女が何とかできたことは、顔が真っ赤になるほどの、しかし
小さな一つの行動だった。この純粋さの描写とシーン自体のシンプルさが
これを観るたびに俺を蕩けさせる。
9.ARIA The NATURAL − アリシアが灯里にフェスティバルの事で感謝を
するシーン。あの彼女の微笑み。オーマイガッ、俺はあんなスマイルを
それまでアニメで見たことがなかったよ。彼女の微笑みは、モニターから
5マイル範囲のエリアにある全てのもの照らしていたね。
俺は感涙を流さずにはいられなかった。
8.ANGELIC LAYER − 決勝に臨むため、アリーナに入っていくみさき。
このシーンが他のどれよりも盛りあがった。
これを観る為に、シリーズを最初から観るだけの価値がある。
7.ARIA The ORIGINATION − アリスとアテナのデート。
この回は全てが完璧だった。これを凌駕するエピソードはない。
6.魔法少女リリカルなのは − リボンの交換。
百合カップルを連想させるお約束なのを除けば、ほろ苦い再会を約束
するシーンは素晴らしかった。
5.あずまんが大王 − 榊とマヤーの出会い。
これをTOP10リストに入れるのは、もはや義務とさえ俺は思っている。
榊にまつわる、他人の不幸を喜ぶ[schadenfreude]たくさんのエピソード
の後、彼女はついに自分の欲するものを手に入れる。そして、その時の
彼女の表情は、1000の言葉に匹敵するものがあった。
4.満月をさがして − みんなはなれ離れになる運命。
最後の最後に主役3人に何が起こるのか分るまでは、いったいどんな結末
が待っているのかとハラハラさせられる・・・・・
そして、それが起こった時の事を控え目に俺が言わせて貰うとこうなる、
" ワンダフル " 。
3.天元突破グレンラガン − 時間と空間を超えた再結合。
このシリーズは、無限のアクションとスケールで知られていて、
何よりもまず古代の壮大な詩を呼び覚ます。
このこと以上に素晴らしいものはない。
2.がくえんゆーとぴあ まなびストレート! − ももが放送ジャック。
これが起こる前までは、俺の中でこのアニメは平均以上ぐらいの位置づけ
だった。しかし、これで一気にトップへ上昇。
新校歌からありのままの生徒会の映像に切り替えたもも。
そしてより重要なのは、それが芽衣とむっちーに与えた影響・・・・・
オーマイガッ、彼女達が生徒会室のドアの前に現れた時ときたら、俺はもう
完全にイカレちゃってたよ。
そのシーンの一コマ、一コマがワンダフルのエッセンスだった。
1.カレイドスター − そらとレイラの最後のパフォーマンス。
個人的に2つのフィナーレはアメージングなシーンで、ワンダフルなシーン
だとは思ってない。だが、このシーンは全ての人を高揚させるんだ。
レイラはステージを彼女の後継者に笑顔で託せて、ソラはついにレイラの
影から抜け出すことができた。
彼女達の空中ワルツは、客席にいた全ての人に強いインパクトを残した。
俺はこれ以上にワンダフルなシーンは他に観たことがない。
確かにカレイドスターの「幻の大技」のシーンは鳥肌立ちました。^^
あそこに至るまで、色んなドラマがあったから、カタルシスと言って
いいぐらいのクライマックスシーンだった。
その後、レイラさんの怪我がもうステージに立てないほど酷い事を知って
泣き出すそらに、レイラさんがかけた言葉で泣いた。T_T
自分にとって、これは本当にじっくり観て楽しんで欲しい優良アニメ。
特にシーズン1は、ほぼ完璧だったと思う。
さて、時間とスペースの都合で4人分しか紹介できませんでしたが、
なんか彼らの意見を読んでると、やっぱりアニメって良いよね!って気に
改めてなったりしました。^^
榊とマヤーのシーンは外国人にとっては、ワンダフルだそうですが、
管理人的には和みシーン。ちよちゃんの家でマヤーを抱いてゴロゴロする
シーンなんか観てて超ほっこり。ニヤニヤが止まらんです。
今回、記事にしてて悩んだのが、スレッドを立てたmartialstax氏が
男性なのか女性なのかということ。プロフィールに性別が書かれてない時は、
基本男性だと思って翻訳するのですが、どうもこの人のあげるアニメが主に
女性向けな作品が多い。チュチュにフルバ、ユーシィ、CCさくらとかね。
そこで、この人のユーザー名でぐぐってみることにした。
たまに、別のサイトではプロフに性別を書いてたりするから。
そして検索結果を見てちょっとビックリ。
6番目にこのブログが出てきた!
あーーー、この人前に委員長スレッドを立ててた人だよ。
もう、そんなの男性に決まってる。
そんな感じで解決しました。^^
個人的におやっと思ったのは、「スナーク狩り」と「schadenfreude」。
スナーク狩りってどこかで聞いた事があるよなあと思って調べたら、
ルイス・キャロル(不思議の国のアリス)の詩でしたよ。
宮部みゆきさんも、同名の小説を書いてるんで、そっちをどこかで見聞き
したのかもだけど。ちなみに漫画化されてました。
schadenfreude(シャーデンフロイデ)は、ドイツ語で「他人の不幸を喜ぶ
気持ち」という名詞。これは、大好きなアメドラの「ボストン・リーガル」
の山場のシーンで出てきた言葉なのでまだ覚えてた。でもまさか、海外
アニメフォーラムでお目にかかるとは・・・・・・
この米国人も、あのドラマで覚えたのかもと思うと面白かったり。
自分のワンダフルなアニメのシーンTOP10となると・・・・・・
ちょっと直ぐに決めるのは無理。たくさん感動してきたから。
それに、彼らの言うアメージングとオーサムとワンダフルの線引きが
よく分んないや。まあでも、「幻の大技」は鉄板ですけど。:)
確かに大好きな作品でそれだけの価値はあると思う。
でも、この値段には正直びびる。
アメリカの価格を知ってるだけに複雑。
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