1999/07/28; 08/02微調整
(注:Windows3.1はOSではない! という主張はまったくもっともなのですが、他に適当な呼び方も思いつかないので----「シェルの化け物」とか----ここでは考えないことにします。)
現在、パソコン市場でMicrosoftが持っている圧倒的な影響力は、Windows3.1の「成功」によるところが大きいことは誰もが認めるでしょう。たしかに、それ以前から、MS-DOSというOSを作り、Mac用にExcelというソフトを作り、といった具合で地歩は築いていましたが、それでも、Windows3.1の果たした役割は小さくないはずです。
日本では、Windows95の普及の方がインパクトは強いかもしれませんが、それも既にWindows3.1が標準になりつつあったからこそのセールスです。
さて、こうして、パソコンの普及上、大きな役割を果たしたWindows3.1ですが、今では話題にもなりません。
なぜでしょうか?もう使っている人がいないのでしょうか?
あいかわらずWindows 95が一番人気というCNETの記事によれば、
保守的なことを示す証拠は、1992年に発売されたマイクロソフトのWindows 3.11 OSが昨年でもまだ、130万本出荷されたという事実だという。ということなので、まだまだ現役バリバリで使っている人は(少なくともアメリカでは)たくさんいるようです。
にもかかわらず、とくに日本では、Windows3.1は、Windows95発売の頃から、事実上、無視された存在になってしまったようです。
「Windows3.1を誰も評価しない、取り上げない」----どうしてこんな風になってしまったのでしょうか?
Windows3.1を、誰が悪し様にけなしたのでしょうか?
しかし、Windows3.1をもっとも貶めたのは、疑いなく、Microsoft自身とそれを取り巻く御用ライターたちでしょう。
Windows95の発売に際して、というより、「際して」どころか遥か以前から、Microsoftは、「Windows3.1がいかに使いにくいか、そして、新しく発売されるWindows95がそれに比べていかに使いやすくバラ色の未来を描いてくれるか」というものすごいキャンペーンを張りました。御用ライターたちも、もちろんそれに倣いました。
自社の製品が使いにくい、ということは普通はその会社のマイナスにしかならないのですが、Microsoftは非常に巧みな宣伝戦略で、それを「新製品の利点」にすりかえ、空前の大セールスに結びつけました。------ここらへんの戦略は正直すごいと思います。
Windows95=光、なので当然、Windows3.1=「闇」です。あわれ、Windows3.1は、生みの親にぼろぼろに罵倒されて、一線を立ち退かざるをえませんでした。
しかし、現在、Windows3.1のマシンを使ってこのページを書いている私は、あらためて問います。
まあ、使いにくいか、という質問には実は私もイエスと答えますが(^^;)、2番目の質問はどうでしょうか。
使い勝手を中心に、むりやり、そしてとてつもなく主観を入れて比較してみます。なお、Windows95/98/NT4.0としていますが、私が普通使っているのはWindowsNT4.0なので(コンピュータ室のパソコンとほぼ同じ設定)、それで事実上代表させています。ユーザーインターフェースは、Windows95とほとんど変わりありません。
Win3.1○----×Win95/98/NT
これだけ、メモリやハードディスクの価格が下がってしまえば、あまり関係ないでしょうし、FATの限界などもあるのですが、それでもWindows3.1は(今にして思えば)軽いOSです。メモリ8メガあれば重いソフトを使わない限りまあ問題ありません。Word, Excelでも16メガあればいいか。CPUは、SX66MHzで十分(もっと遅くても平気)。ハードディスクもOSや主要アプリ込でも、500メガあれば(画像などを扱わない限り)パーソナルユースならかなりの余裕。「軽い」が売り物のBTRONの商品B-Right/Vの必要メモリが16メガなんだから、Windows3.1の軽さがわかるでしょう。
Win3.1×----◎Win95/98/NT
これは完敗です。標準になっていないから仕方ありません。----勝手にMSNに連れ込まれないのは逆に利点かもしれませんが。もちろん、できないわけではありません(私が、今、使っているマシンがそうですし)。金かけずにやるなら、中古の本屋・CD-ROM屋さんで雑誌の付録などについているInternet Explorer 3.0 を手に入れるのが良いでしょう。パソコン通信とか電子メールだけなら、さほど差はないと思いますが。
Win3.1○----×Win95/98/NT
Windows3.1のプリインストール機の中には、ほんとうにケーブル繋ぐだけですぐにソフトも含めて使用できるメーカーのがありました。Macintoshでは当り前のことが、Windows3.1でようやくできるようになった。……のですが、Windows95は、訴訟との絡みで、自分でインストールしなければならなくなったようです。ただし、簡単に動かせるものだけでもないでしょうし、DOSからWindows3.1をインストールするのはちょっと(^^;)しんどいので、総合して、Win3.1に○。
Win3.1×----○Win95/98/NT
たしかに、Windows3.1では、OSごとお亡くなりになる、何の前触れもなく画面が真っ暗になり"Press any key"が出てリブートせざるをえない、そういうことは時々あります----Netscape Navigator はキラーソフトの代表。そういった点では、"原則としては"個別のアプリケーションを停止することができるWin95/98の方がましなのは確かでしょう。
しかし、Win3.1の場合、このソフトを使う時は危ない、とかこういう操作をする前は必ず未保存のファイルを保存しよう、というような「勘どころ」が使っていくうちにわかってきます。それに、そのアプリだけが終了する場合の方がやはり断然多く、それだったら、Win95/98だって同じです。もちろん、Win95/98の場合でもリブートせざるをえないケースがあります。
私の場合は、たいして利用していないからわかりませんが、Windows3.1で再インストールせざるをえない、というケースは、Win95/98ほどはないのではないでしょうか?Scandiskの最中に死んでしまって、仕方なく(;_;)という経験はありますが。(08/02:scandiskではなく、defragでした。/)
それに起動時に何か間違いがあったときは、「明示的に」DOSの上で動くWindows3.1の方が対処はやはりはるかに楽です。そして、こういう「起動時のわけのわからん挙動」が、Win95/98/NTでは多いのではないでしょうか? WindowsNTは個人ユースオンリーで使っているときは安定性はさすがに高いのですが、それでもアプリの異常終了はしょっちゅうですし、なにより起動時に"Profile"をうまく読み込めずに、勝手に新しいProfileを作り出すときは困ります。
Win3.1×----○Win95/98/NT
これは実は「メモリ」の問題です。インストーラつきなら、どちらも同じ、のはずですが、Windows3.1では「メモリ不足」になることがよくあります。こうなると、再起動して、すぐ[F8]を押して、config.sys, aautoexec.bat から不要な行をバイパスしてメモリの空きを作る、という作業が必要になります。
Win3.1◎----×Win95/98/NT
「使い勝手」の項の冒頭になぜゲームが来るのか;そしてOS付属のゲームなら、Windows3.1は「ソリティア」「マインスイーパ」の2つだけ、対してWindows95/98/NT4.0なら、これらの他に「フリーセル」「ハーツ」が付いているのだから、Windows3.1より下の評価になるはずはない、と思われるでしょう。たしかに、単におまけソフトとして「ゲーム」を見たらそうです。
しかし、OS付属のゲームソフトとしてはどうなのか、が評価のポイントなのです。
「ソリティア」は、Windows3.1付属のゲームとしては、理想的なソフトです。このソフトを使っていくうちに、「クリック」「ダブルクリック」「ドラッグ」という基本操作を自然に身につけることができます。その使われ方も自然です。(対して「マインスイーパ」の「右クリック」は一般性がなく、他に応用できません;「自然な」用法ではないのです。)
しかし、「ソリティア」をWindows95/98/NT4.0付属のゲームとして見たら、失格です。これらを使う上で重要な操作である「右クリック」「右ドラッグ」が使えません。他のゲームも同様です。マインスイーパに右クリックはありますが、この用法は全く一般的でありません。要するに、Win95/98/NTの基本操作を、ゲームを通じて身につけることができないのです。だから、いつまでたっても、「右クリック」「右ドラッグ」は中級者以上のTipsになってしまうわけです。
そうした意味で、私は、Windows3.1の最高傑作は「ソリティア」だと思っています。時間的にも平均すれば手頃な時間に終ります(「フリーセル」は時間がかかりすぎ;「ハーツ」も時間はかかるし、何回かやってるうちに"熱く"なってしまうことが多いのでやはり「おまけ」にはふさわしくありません)。
ところで、「ソリティア」で、「一枚もカードを動かすことなく惨敗する」パターン、というのはないのでしょうか?なかなか、巡り会えません。
Win3.1×----◎Win95/98/NT
ごめんなさい。私が悪かったです。手も足も出ません。
Windows3.1の「プログラムマネージャ」ほど使いにくいシェルは他にないでしょう。
しかし、「逆転の発想」です。「プログラムマネージャ」があまりに使いにくいからこそ、Windows3.1ではさまざまなシェル・ランチャー・ファイラーがオンラインソフトを中心に生まれてきたのではないでしようか?
私自身は、コンパックのマシンにあらかじめ入っていたタブ形式のシェル(TabWorks----CompaqとXeroxの開発)を使ってきたので、それほど不便を感じていません。
勘違いしてもらっては困るのですが、Win95/98/NTの「デスクトップ・スタートボタン」(なんと呼ぶのでしょう?)が決して使いやすいわけではないのです。ただ、あまりに「プログラムマネージャ」がタコなので、それと比べたらさすがに大差あるなぁ、というにすぎません。使用感からいえば、タブ形式の操作の方がいちいち開けていく方式よりは優れていると思いますし、スタートボタンから起動は(ようやくWindows98で改善されましたが)メニューがあふれすぎて困っている初心者が多いでしょう。
Win3.1◎----×Win95/98/NT
Windows3.1の標準ファイラーは、「ファイルマネージャ」です。 実は、このソフト、Win95/98/NTにも入っているのですが、標準のファイラーではないので、ここでは、「エクスプローラ」と比較します。
複数起動できることなど、文句なく「ファイルマネージャ」の勝ちです。ショートカットファイルのリンク先がたどれないことくらいが不便といえば不便ですが、たいした問題ではありません。
Windows98以降、エクスプローラはインターネットエクスプローラと統合されてしまいましたから、差は開く一方です。
(08/02: その他「ファイルマネージャ」の主な利点:「アプリケーションの関連付けの変更」が簡単;「フロッピーのフォーマット」が簡単(エクスプローラは右クリックを知らない人には苦しい);ワイルドカードを使って特定のファイルのみを表示できる、テキスト文書の印刷が簡単、などなど。/)
なお、Win95/98/NTのファイルマネージャは、実はWindows3.1より少し進化しています。また、NTでは、「アクセス権の確認・変更」を行なうのはファイルマネージャが一番楽です。「スタート」→「ファイル名を指定して実行」から、"winfile"と打ち込めば、すぐ(!)この優れたソフトが起動します。
Win3.1◎----×Win95/98/NT
(08/02: どちらもおまけのワープロソフトです。/)
「ワードパッド」を、Windows95に限れば引き分けくらいでしょう。多言語入力に優れています。しかし、Windows98やNT4.0での「ワードパッド」の多言語入力は能力自体が落ちていますし、何よりとてつもなく使いづらくなっていますから、大きく評価を下げます。
さて、Win95/98/NTで「ワードパッド」を使っている人間なんてわずかな比率でしょう。Word/一太郎を使っているのだから、こんな比較に意味はない、と思われるかもしれません。
しかし、こうも考えられます。Windowsパソコンに「秀丸」のような高機能テキストエディタがプリインストールされていたら、皆は、"Word97"のようなワープロをそのまま変わりなく使い続けるでしょうか?
同じく、「ワードパッド」がもう少し使いやすいものであったら、簡単な内部用文書を作るときにわざわざ"Word97"を使うでしょうか?
Windowsでは、「軽量高機能エディタ」「軽量ワープロ」の便利さを知らず、というよりそのような選択肢が存在することすら知らないまま、Wordのようなソフトを使っている人が多数なのではないでしょうか?
ということで、ワードパッドがあまりにも使いにくいことを示してみます。
ワープロとしての使い勝手は、「ライト」の方がずっと上です。とくに私が便利だと思うのは、「書式」から「行間小・中・大」を選べることです。
「小」「中」「大」といういいかげんな表現こそ、普通の人がワープロに求めるものでしょう。----なお、「ライト」を使う場合、行頭よりさらに左側を[CTRL]/[Ctrl]キーを押しながらクリックすると、テキスト全体を選択できる、ということを知っていないと、せっかくの行間変換機能も活かせません。
たしかに、「ワードパッド」はツールバーからフォントの変更ができてそれは確かに便利なのですが、これも「ライト」の「大きく」「小さく」「上付き」「下付き」の選択よりは劣ります。
だいたい、「ワードパッド」では「行間の調節」や「上付き・下付き文字入力」はできないように思えます(できる、という人はやり方を教えてください)。
【99/09/29追加】「ワードパッド」は、「改ページの設定」もできません(「ライト」の改ページも操作性が良いとはいえませんが、できないのとは質的に異なります)。【/追加】
また、これらの操作は、どう考えても、「ライト」の方が"Word97"などより直感的でわかりやすく行なえます。要するに、単純な内部向けの文書なら、「ライト」でほとんど用は足りてしまうのです。
「ライト」は、単体では罫線や表あるいは絵を入れることはできません。しかし、これらは、他のソフト(統合ソフトやWordなど)からオブジェクトとして貼り付けることもできます。
さて、「ワードパッド」を異様に使いにくくしている要因は、「ファイルの保存形式」にあります。
「ワードパッド」は、TXT, RTF(リッチテキスト形式), DOC(Word95の形式)の3種類のファイル形式で保存できます。Wordがインストールされていないパソコンなら、そう不自由を感じることはないかもしれません。RTFやDOC形式のファイルをダブルクリックすれば、そのまま「ワードパッド」が起動して読み込むのですから。
しかし、Wordがインストールされているパソコンでは事情が一変します。これらのパソコンでは、RTFやDOCファイルにWordと関連付けられています。つまり、「ワードパッド」で文書を作り、RTFやDOCで保存すると、今度はダブルクリックするとWordが開いてしまいます。「ワードパッド」には「固有のファイル形式」というものがないため、ファイルを更新していこうとすると、とてつもなく面倒なのです。これでは(いかにWindows95で多言語入力に優れていたとしても)誰も「ワードパッド」を使おうとはしないでしょう。
まったく、こんな不可解なファイル保存、誰が考えたのでしょうか?
なお、Wordがインストールされているパソコンでも、RTFやDOCファイルを「ワードパッド」に関連付けることはできます。Dvorakさんが、蔓延するウィルス対策としてPC Magazine Online: Dvorak -- Save This Column (6/15/99) でこれを薦めております(しかし、アプリケーションの関連付けの変更なんて、わざわざ事細かにやり方を書かなければならないものなのでしょうか?そして、何より、アプリケーションの関連付けの変更は「ファイルマネージャ」を使うのが一番簡単だと思うのですが……)
もう一つ、裏技ですが、「ワードパッド」で文書を作成して、拡張子を".wri"(「ライト」の形式を示す)で保存すれば、今度はダブルクリックすれば「ワードパッド」でちゃんと読み込んでくれます。
なお、真正の「ライト」の保存形式は、テキスト部分はそのままテキストとして残るので、テキストエディタで読んだり検索したりできます。これもいざという時、助かることがあるでしょう。
Win3.1×----○Win95/98/NT
お絵かきソフト対決。「ペイントブラシ」も決して悪いソフトではないのですが、やはり「ペイント」にはかないません。ホームページの画像など、いろいろなサイトやCD-ROMに出ていますが、背景画像のような単純なものなら、人の画材に頼らず、自分で「ペイントで描いた方がいいんでない?」と心底思います。
機能差からいえば、「ペイント」に◎を挙げてもよいのですが----たとえば、キャンパスのサイズを1ピクセル×1ピクセルにしておくと、貼り付けるときサイズが伸長して便利なのですが、「ペイントブラシ」ではこの技が使えません----、機能が高すぎてかえって使いにくいときがあります。
丸や四角を描くとき、線の太さを変えるのは「ペイントブラシ」ならすぐできますが、「ペイント」ではいったんツールボックスの「直線」か「曲線」のところをクリックして線の太さを変えてから、「丸」/「四角」のツールボックスをクリックすることになって、ちょっと面倒です。
それから、デフォルトで1677万色(24ビットカラー)で保存するというのは、お絵かきソフトとしてはマイナスです。----フロッピーの容量をすぐにオーバーしてしまいます。Microsoftの当初の意図とは違ってくるのでしょうが、「ペイント」はホームページに用いるような単純な画像の作成に適したソフトです。やはり、256色保存が標準でないと使いにくいでしょう(パソコン画面コピー用という用途では16色で十分)。
そういったマイナス点があるので、○に留めますが、もっと使われて良いソフトでしょう。ただし、標準的なドローソフトが存在しないというWindowsの大きな弱点は、不変です。
Win3.1△----△Win95/98/NT
Windows95のDOS窓は、コピー&ペーストが簡単にできるので非常に重宝します。WindowsNT4.0のDOS窓(「コマンドプロンプト」と呼んでいます)は、かわりに"FINDSTR"と文字列検索のコマンドが使えます。"DOS窓"という比較で言えば、こちらの方が(予想に反して)使いやすい面があります。
しかし、Windows3.1は、DOSの上にはっきり乗っているので、FDやFILMTNといったDOSファイラーを気にすることなく使えます。もちろん、起動時に[F5]とか[F8]キーを押して、Windowsを起動せずにファイル操作等を行なうこともできます。
というわけで、引き分け。
というわけで、接戦ながら、Windows3.1の勝ち!
もちろん、異論が出てくるのは当然ですが:
こちらが本編のはずでしたが、もう書く気力がなくなってきたので、簡単にします。
Windows3.1(やさらにDOS)のソフトは、やはりNiftyのライブラリが蓄積があると思いますが、それ以外のインターネットでは:
どちらも定番ですが、"Windows3.1"用というのが、わかりやすいのは、「窓の杜」でしょう。DOSソフトなら「Vector」。
後は、古い雑誌のおまけフロッピーとかCD-ROMが狙い目です。
それから、オンラインソフトを利用するのであれば、まず解凍ソフトが必要です。Windows3.1なら、EasyMeltingなどが使いやすいですが、DOSのLHAそのものでもかまいません。
これがないと話になりません。「メモ帳」も実はエディタなのですが、小さなファイルしか読み込めないのでほとんど実用になりません。軽量高速なエディタは必須です。Windows3.1では、「秀丸」がやはり定番でしょう。grep - タグジャンプ ができる、というのも魅力ですが、私は[F5]キー一発で単語コピーできるのを、とてつもなくありがたく感じております。
「ライト」で十分ですが、少なくとも1つ、RTFファイルを読み書きできるソフトが入っていれば(MS-Worksなど)、Wordとの互換もある程度は保てます。もちろん、Win3.1版のWord(やExcel)を使い続けたってかまいません。
これは、いろいろあって、「プログラムマネージャ」「ファイルマネージャ」を補完する物と代替してしまう物と双方あります。どんなものでも「素のプログラムマネージャ」よりはましでしょう。「ファイルマネージャ」の扱いに慣れておけばそう代わりはいらないのですが。FDやFILMTNなど定評ある DOS ソフトも使えます。
ビューアならGV, Susie(+plug-in)あたり。加工は、PaintShopPro(少なくとも製造元のJASCからなら、Ver 3.11をダウンロードできるようです)とか、フリーでもDibasのような高機能なものもあります。
ページブラウザのようなテキストビューア(文字コード変換も可能)とかIdeaTreeのようなアイデアプロセッサ、汎用通信ソフト(Em Term, 秀Termなど)……
オンラインソフトのページからいろいろ揃えることができます。なお、海外の方がWindows3.1版をそのまま出し続けているところが多いので、日本の販売権者がWindows95以降のものしか出ていないからといって諦めてはいけません。
インターネット関連は、たとえば、ブラウザは今でもWindows3.1版が出ていますが、容量が大きいので、少し前のバージョンをおまけCD-ROMなどで探した方が、たぶん、マシンスペックに適合するでしょう。
えらくバランスを失した構成になってしまいましたが、ほんとうにWindows3.1は良く言われることがないので、ちょいと持ち上げてみました。
なお、私がWindows3.1を使わなくなった段階で、このページは消滅させます。まぁ、しばらく先だとは思いますが。