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中国:担当の杜氏「チベット独立認めず」

 【北京・浦松丈二】6日の新華社通信によると、中国共産党でチベット問題を担当する杜青林・統一戦線工作部部長は、北京でチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の代理人ロディ・ギャリ氏らと会談した。「チベットの独立、半独立、形を変えた独立は認めない」と述べ、ダライ・ラマが求める「高度の自治」を受け入れない立場を明確にした。

 亡命政府のあるインド北部ダラムサラでは17日から亡命チベット人代表による会議が開催される。中国側が従来の立場を堅持していることで、急進派の代表からダライ・ラマの対話路線への反発が強まる可能性がある。

 双方の協議は5日まで開かれた。杜部長はチベット統治について「民族による地域自治制度を堅持する」とし、香港やマカオのような「1国2制度」や連邦制、国家連合は行わないと強調した。

 さらに「ダライ・ラマは歴史と現実を直視し、政治的主張を抜本的に正さなければならない」と要求。中国はダライ・ラマが求めるチベット自治区と周辺地域を含めた「大チベット」や独自憲法の制定を独立要求とみなし、拒否している。

毎日新聞 2008年11月6日 22時26分

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