同性婚禁止法案Prop 8に断固反対のグーグルが、Prop 8の応援広告流す
by Michael Arrington 2008 年 11 月 4 日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

グーグルCEOのエリック・シュミットと言えば、数日前サンノゼマーキュリーの意見広告「NoOnProp8」に名前を出した多くのシリコンバレーのリーダーのひとりである。

でもそれイコール、ひどく差別的な本法案の支持派がAdsenseに小さな放映枠買うのを却下する、とはならないようだ。カリフォルニア州に住む人はGoogle Adsenseが出ているサイトで今日、「Support Marriage Rights - Vote Yes on Prop 8 To Protect Traditional Marriage(結婚の権利を応援しましょう。-Prop 8に賛成票を。伝統的な結婚を守りましょう)」という広告を目にするだろう。

この広告はprotectmarriage.comにリンクが貼られている(yesonprop8.comというドメインが良いのだが、そちらはnoonprop8.comにリダイレクトされてゲイ嫌いが無限にイラつく趣向になっている)。

思うに、将来振り返ってみると、Prop 8みたいな法案は’50年代、’60年代の婦人参政権や公民権運動を阻止する試みと大して違わなくみえるはずだ。結婚みたいな基本的人権を人間に与えることを拒否する行為はヘイトであり逆行だ。グーグルにはこんな広告流さなきゃならない義理は全くないのだから、掲載禁じて正解だと私は思う。

Update: TechCrunchでも同じ広告が見える。広告提携しているFederated Mediaから来たのか、Googleかは分からないが(FMはグーグルからの充てん広告をシンジケートしている)。削除しようと今、頑張ってるところ。

Update 2: 広告はGoogleから流れてきたものだった。今フィルターで弾こうと頑張ってるところ。

[原文へ]

(翻訳:satomi)

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コメント

記事終盤に “掲載禁じて正解だと私は思う” という文章がありますが、これだと Google は問題の広告をすでに掲載拒否しているように読めてしまいます。原文は “I believe they would be correct in banning it” ですが、”掲載を拒否してもその行為は正当化されると私は思う” みたいな感じにしたほうがいいんじゃないでしょうか。英語が得意なわけではないので読みちがえていたらすいません。

 

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