九州一周駅伝の7日目、宮崎県チームは、2位福岡に4分以上の差をつけ、見事、1位で延岡市にフィニッシュしました。6日は、宮崎市から延岡市までの6区間86.7キロで争われ、午前9時、東国原知事の合図で、県庁前をスタートしました。5日まで6日間の累計で、トップ福岡に12分以上の差をつけられている宮崎県チーム。6日のメンバーは、全員が今大会区間賞を取っている、旭化成の主力選手です。1区の豊後友章選手も、懸命な走りで、沿道の声援に応えます。そして、6秒差の2位で、タスキを受けた2区の大野龍二選手は、区間賞の走りで、福岡を抜き、トップに立ちます。宮崎県チームは、その後も、2人が区間賞をとる力走で、2位福岡に4分以上の差をつけ、旭化成の地元、延岡市にフィニッシュ。7日間の累計でも、トップ福岡との差を、約8分に縮めました。(見事区間賞!アンカー・旭化成・佐藤智之選手)「しっかり福岡の背中を追いかけていって、少しでも差を縮めていって、最後まであきらめずにいきたいと思います」
県内のレギュラーガソリンの平均価格は、1リットルあたり140.8円と、ついに130円台が見えてきました。ガソリンの下落は13週連続です。石油情報センターによりますと、県内のレギュラーガソリンの平均価格は、4日現在、1リットルあたり140.8円と、前の週より、10.4円値下がりしました。下落は、13週連続で、九州では、沖縄に次いで2番目に安くなっています。(田島記者リポート)「特に価格競争が激化している宮崎市では、こちらのように120円台で販売する店舗もでています」ガソリン価格の下落をうけ、宮崎市中心部では価格競争が激化していて、店側は、価格の引き下げを余儀なくされる一方、消費者からは歓迎の声が上がっています。(ドライバー)「ドライブは結構気軽に行きたいなと思い始めました」「特に田舎の場合は交通事情が悪いですからね。安いにこしたことありませんね」「よく動きますので、家計には助かりますけどね。先がどうなるか分からないから不安ですね」県石油商業組合では、「原油価格が安定しているため、ガソリン価格も、同じような傾向で進むのではないか」と予測しています。
幼児虐待の男に実刑です。交際相手の子供をベッドにたたきつけ、死亡させたとして、傷害致死の罪に問われた男に対し、宮崎地裁は、懲役6年の実刑判決を言い渡しました。判決を受けたのは、宮崎市佐土原町の東哲也被告です。判決によりますと、東被告は今年2月、自宅で同居している女性の当時3歳の長男の足をつかみ、頭をベッド上のまくらにたたきつけ、死なせたものです。これまでの公判で、弁護側は、「プロレスごっこの延長だった」と主張していましたが、6日の判決で、宮崎地裁の高原正良裁判長は、「日常的に虐待があり、しつけや遊びの一環とはいえない」として、弁護側の主張をすべて退けました。その上で、「抵抗できない幼児を強い力でたたきつける犯行は、極めて粗暴で悪質」などとして、東被告に、懲役6年の実刑判決を言い渡しました。弁護側は控訴を検討しています。
今年8月に破たんし、民事再生手続きが進められている県内最大手の建設会社、志多組は、6日が期限となっていた再生計画案の提出を、12月25日まで延期することを決めました。志多組は、財務状態が悪化する中、取引企業が相次いで倒産したため、資金繰りに行き詰まり、今年8月、約278億円の負債を抱えて経営破たんしました。民事再生手続きのもと、再建をめざしている志多組は、債権者への弁済計画などを盛り込んだ再生計画案を、6日までに提出することにしていました。しかし、自主再建の形を取るのか、それとも、スポンサー企業の支援を受けて再建するのか、さらに検討するため、計画案提出の延期を東京地裁に申請しました。新たな提出期限は12月25日までで、志多組では、今後も、スポンサー企業を募るなどして、実効性のある再生計画案を策定したいとしています。
東国原知事は、6日の定例会見で、政府の追加経済対策の柱となっている、総額2兆円の定額給付金について、「景気回復にどれだけ効果があるかは未知数」と述べ、疑問を示しました。東国原知事は、高速道路料金の大幅値下げや、住宅ローン減税の拡充などを盛りこんだ政府の追加経済対策について、「概ね評価できる」と述べました。しかし、その一方で、4人家族の場合、6万円程度が支給される定額給付金については、次のように述べ、経済対策としての効果に疑問を示しました。(東国原知事)「あくまで一時的なものだと思うので、(景気回復に)どれだけ効果があるかというのは未知数だなという感じがしている。貯金しとこうかな、貯めとこうかなというのが、自然の摂理では」また、東国原知事は、政府が検討している給付金の支給対象の所得制限について、手続きが複雑になるため、「地方の事務量が増えることを懸念している」と述べましたが、所得制限自体には、「当然のこと」と理解を示しました。給付金の所得制限については、年収1500万円を基準とする案が検討されていて、政府与党は、週内の決着を目指しています。
日本銀行宮崎事務所は、6日、県内の景気について、「停滞感が強まっている」と発表しました。日本銀行宮崎事務所によりますと、県内の9月の大型小売店の売上は、消費者の購買意欲が慎重化したことなどから、百貨店で2.7%、スーパーで4.3%、前の年を下回りました。また、8月の鉱工業生産は、食料品とたばこで前の年を上回ったものの、電子部品などが前の年を大幅に下回りました。日本銀行宮崎事務所では、今後の見通しについて、「停滞感が強まっているため、浮揚感に乏しく、厳しい状況が続くのでは」と分析しています。
地震の専門家を招いて、宮崎市青島地区で、津波ハザードマップの現地調査です。これは、地域コミュニティ税のモデル事業として行われたもので、地震の専門家である宮崎大学の原田隆典教授と、地元住民が一緒に歩きながら、避難経路や避難場所を検討しました。東南海地震と南海地震が同時に起きた場合、青島地区の沿岸部は、2メートル以上浸水すると予想されています。住民らは、6日の調査をもとに、来年1月までに、津波ハザードマップを完成させることにしています。
プロ野球ドラフト会議で、福岡ソフトバンクホークスから、4位指名を受けた日南学園の有馬翔投手に、球団関係者が指名のあいさつです。日南学園を訪れたのは、ホークスの小川一夫スカウト部長ら2人で、有馬投手や金川監督らと会談しました。(日南学園・有馬翔投手)「自分の目標は工藤さんなんで、工藤さんを目標にして、しっかり努力して、一流の選手になるようがんばりたい」有馬投手は、入団に前向きな姿勢を見せていて、11月中にも仮契約を結ぶ予定です。
絵画の愛好家たちが描いた水彩画などの作品展が、都城市で開かれています。この作品展は、都城地域の絵画グループ「彩生会」が、日頃の創作活動の成果を発表しようと、毎年この時期に開いているものです。会場となっている都城市のギャラリー山崎には、地元の名所、関之尾の滝や霧島連山を題材にした作品など、自由なテーマで描かれた、会員21人の作品約70点が展示されています。このうち、会の代表を務める奥野末子さんの作品「寂」は、夜に咲く、月下美人の様子を幻想的に描いています。この作品展、都城市のギャラリー山崎で、11月9日まで開かれています。
自分の所属する政治団体の街頭宣伝車を使って道路をふさぎ、怒鳴りつけるなどして、別の政治団体の活動を妨げた男が、往来妨害と威力業務妨害などの疑いで、逮捕されました。捕まったのは、延岡市に事務所をおく政治団体の幹部、吉田竜次容疑者26歳です。警察の調べによりますと、吉田容疑者は、10月18日、延岡市伊形町の市道で、所属する政治団体の街頭宣伝車を運転して活動中、対向車線を走ってきた日本共産党の広報車を確認すると、急に対向車線に進行、広報車の進行を妨げました。さらに、政党広報車の運転手に対し、街頭宣伝車の拡声器を使って、約15分間に渡り、大音量で怒号を繰り返し、日本共産党の広報業務を妨害した疑いです。このため、道路が一般車両で渋滞し、付近の住民から、騒音に対し苦情の110番があり、警察が駆けつけたため、騒ぎは収まったということです。吉田容疑者は、「相手の政治思想に抗議するためだった」と話しているということです。
アマチュアゴルフのチャンピオンを決める県ゴルフ選手権大会が、新富町で開かれています。県ナンバー1を競う、この大会。県ゴルフ協会が初めて開いたもので、6日、決勝の最終日を迎えました。大会は、年齢別に5つの部門に分かれ、予選を勝ち抜いた男女162人が、座論梅ゴルフクラブを会場に、5日から2日間に渡って、36ホールストロークプレーで競っています。大会で上位に入賞すると、来年の日本スポーツマスターズ大会の代表選手や、国体の強化選手に、選ばれることになっています。