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サマーズ氏・ヘーゲル氏… 米新政権閣僚、憶測飛び交う(1/2ページ)

2008年11月7日1時52分

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写真サマーズ元財務長官

写真ヘーゲル上院議員=AP

写真パウエル前国務長官

写真ケリー上院議員

 【ワシントン=加藤洋一】米大統領選でオバマ上院議員が当選したのを受けて、政権移行の準備がにわかに本格化してきた。オバマ氏側が発表したのは移行チームの幹部だけだが、新政権の閣僚の顔ぶれをめぐる憶測がワシントンで飛び交っている。メディアの報道も熱を帯びてきた。

 オバマ陣営の政権移行に向けた準備は「10週間前にひそかに開始されていた」(ワシントン・ポスト紙)という。マケイン陣営も同様に進めていたと言われるが、当時はまだ選挙期間中だったので、いずれの陣営も悪影響を気にして伏せていた。

 ただし、今回はイラク、アフガニスタンという二つの戦争を進めている「戦時下の政権交代」であるうえ、深刻な経済危機にも直面している。来年1月の就任式を経て行われる政権の移行は、迅速かつスムーズでなければならないという意見が現政権も含めて関係者の間で共有されている。93年に同じ民主党のクリントン政権が発足した際より、はるかに早めで秩序だった準備作業が進められているという。

 最も注目を集めているのは経済政策を指揮することになる財務長官だ。すでにクリントン政権で一度経験のあるサマーズ前ハーバード大学長や、ガイトナー・ニューヨーク連邦準備銀行総裁の名前が、新聞やテレビで盛んに取りざたされている。

 ついで、イラク、アフガン戦争を手がける国防長官。現職のゲーツ長官の留任がうわさされている。交代であれば、今期限りで引退するヘーゲル上院議員、リード上院議員、ダンズィグ元海軍長官らが浮上しているという。

 一方、国務長官候補として名前が挙がっているのは、投開票日直前にオバマ氏支持を表明して注目を集めたパウエル前国務長官、外交通として知られるルーガー上院議員、前回の大統領選で民主党の候補だったケリー上院議員らだ。

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