緑のニュー・ディール計画
Mr.Soulサム・クック 価格:¥ 3,045(税込) 発売日:2002-10 |
東京アウトローズさんちにはブラック・ミュージック好きなスタッフがいるらしい。で、今回のネタはサム・クックです。なんでもアメリカではオバマ当選に合わせてサム・クックの歌った「A Change is Gonna Come」が流行ってるというんだが、
人種隔離政策は当時の南部では当たり前の常識だ。おまけにサム・クックはディープ・サウスのミシシッピー州クラックスデールの出身である。そこにわざわざ歌詞で反駁することは常識を知らなさ過ぎと非難された。サム・クックは黒人の権利に対する意識が高く、公民権運動にも積極的な関わりを持った。この歌は人種平等社会がいつか必ず訪れるとの期待を込めたメッセージソングである。
そのためか?1964年12月11日、人気絶頂時にロサンゼルスのモーテルで管理人にライフルで射殺される。白人女を買ってモーテルに愛車ジャガーで連れ込んだら、女とモーテル支配人がグルで、つまり美人局に引っ掛かったような結末といわれる。
やっぱね、黒んぼミュージシャンの死にザマはこうでなきゃ、という典型なんだが、毒入りウイスキーで殺されたロバート・ジョンソンを彷彿とさせますね。で、こういう時のようつべです。
アウトローズさんはオーティス・レディングがお好みのようで。
ついでに、選挙当時にやたら流行った「YES WE CAN」なんだが、驚くのはその再生回数なんだけどね。なんと、 1,054,483回。おいら、1000万回を超えるようつべは初めて見た。
さて、問題はオバマの政策なんだが、選挙でもあまり具体的な話は出なかったし、日本でも誰も知らないわけだ。で、ジャパン・ハンドラーズさんちで予測しているんだが、キーワードとなるのは
緑のニュー・ディール計画というモノらしいです。今までの石油依存を辞めて原発をたくさん作るらしい。
オバマ政権の対日政策について、いろいろメディアは報道しはじめているが、鍵になるのは「西海岸」とアメリカの各地を結ぶ、鉄道網の再生ということになると思う。そして、すでに報道されているように大量の原子力発電所の建設が行われていくだろう。このインフラ・ネットワークがオバマ政権の「緑の公共事業」(グリーン・ニューディール計画)の中核となる。
そもそも、アメリカがイスラエルの肩持って中東にグズグズ貼り付いてる理由というのは、石油利権にあるわけだ。なので、アメリカでは原発は長く作られず、せっかくの技術を持った会社を日本に売ってしまうような事をやっていたんだが、原子力発電に逆戻りするらしい。しかも鉄道網の再生というから、自動車文明にも逆行するような政策なんだがね。
バフェットの投資会社の「バークシャー・ハザウェイ」は、現在、鉄道会社と原子力発電会社に出資している。バフェットは、当初原子力は採算に合わないと言って投資には二の足を踏んでいたが、次期政権が予算をつけるので考えを変えていくだろう。小型炉から大型炉まで建設していくことで中東石油への依存を減らしていくはずである。官民一体がオバマ政権のキーワードである。竹中平蔵のような市場原理主義者は驚く政策が出てくるはずである。
インドとの原子力協力協定ができているので、アメリカのプラント輸出でこの鉄道網を使い、アメリカの西海岸のロス・アンゼルス近郊のサン・ペドロ湾の港からコンテナ輸出で、インドや中国の各国にプラントを輸出するはずである。
原発をプラントとしてせっせと作って、インドと中国に売り込むというのがこれからのアメリカの方針のようで。他にも、グーグルが風車を沢山作って電力会社になるとか、イスラエルが女性首相になるとか、色々書いてあるので読んでみて下さい。で、よく、「オバマは保護主義者なのでトヨタが潰される」とかいう人がいるんだが、実は、ビッグスリーのGMとかフォードとか、アメリカで車を作ると人件費が高いというので、メキシコやカナダに工場を移したりしてるわけです。むしろトヨタやニッサンがアメリカに工場を移し、アメリカ人の雇用に貢献している。単純に「ビッグスリーはアメリカの会社、トヨタは日本の会社」と考えない方がいいです。まぁ、ヒュンダイなんざ、どんどん潰して頂いて構いませんがw
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