説明会
11/6(木)19:00〜21:00 ちえりあ(中研修室2)
応援自粛についての話し合いを行います。
質問、疑問がある方は是非参加してください。
どなたでも参加できます。

浦和戦の前に賛成・反対共に意見を尽くして話し合いたいと
思っています。
特に反対の方のご意見が聞ければ大変参考になります。
よろしくお願いします。
(08.11.04)


補足
寄せられたご意見から、多かったものの回答を総合して掲載します。

まず我々は応援したくないわけではありません。
当たり前ですが、サポーターである以上応援はしたと思っています。
お金を払って入場して、サポーターが応援をしないなんて馬鹿げた行為です。
でもそうしてまで、今回伝えていきたいことがあるのです。
この決断は、決して安易に決めたものでもなく、楽なものではありません。

コンサドーレ札幌は「HFC」「選手」「サポーター」この三つの存在から成り立っていると考えています。
そのどれが欠けても、コンサドーレにはなりえない。
このクラブが市民に愛されるクラブに、まだなっていない以上、フロントにもやるべきことがあり、
サポーターにもやるべきことがあったはずです。
そして当然選手にもやるべきことがあるはずです。
選手には関係のない話では絶対にありません。
HFC、選手には今週自粛の意図を説明する文書を渡す予定です。

また本来であれば、ゴール裏の総意として行われるべき行為です。
説明する努力を最大限して、広く理解を求めていきます。

是非、ご協力ください。札幌の未来を左右しうる可能性のある行動です。

11/7 20:00〜並び終了後、札幌ドーム歩道橋下広場で、説明をする場を設けます。
          質問、疑問がある方は気軽に参加してください。


ブログ開設
携帯からも閲覧できるようにブログを開設しました。
こちらの更新内容を適宜アップしていきます。
アドレス http://us12.jugem.jp/
またAについての質問があった為補足しました。
(08.11.03)



今後の応援の方針について(08.10.29)


現在、来季以降のクラブのビジョンの発表があるまで、応援を自粛するという方針を取っています。


10月26日の川崎フロンターレ戦(等々力)において、応援自粛の方向性とその理由を当日に発表、告知をしましたが、事前に告知するをするべきでした。等々力に集まったサポーターの皆さんを少なからず混乱させてしまったことについては申し訳なく思っております。

また応援拒否ではなく自粛であるため、良いプレーをした選手への自然発生的なコールや拍手が起こりうる状況を想定していました。結果として応援する・しないという極端に分かれた状況になってしまいましたが、あの様な状況を望んでいたわけでは決してありません。我々の説明にも至らない点があったかと思います。

なぜ行うのかという点を当日口頭での説明とビラを配布しました。しかし口頭では説明しておりますがビラでは完全に伝え切れていない部分もあり、我々の本意が完全に伝わっていない状況になっております。すでにネットで情報が先行している状況ですので改めて説明します。


<今回訴えたいこと>
降格したことに対する抗議ではありません。

@ 今季残り試合のクラブとして臨むスタンスを示してほしい。
J最短タイで降格決定からリーグ戦終了まで5試合、期間にして1ヶ月余。この長期間の戦い方のスタンスはサポーターに示されるべきで(GMの説明と監督のコメントに乖離がある)、その為現状ではチームは何の為に戦っているのか分からない状態になっている。

A 来季以降のビジョンを提示してほしい。
柏戦後の話し合いで、11月中に示されることが分かっているが、@の残り5試合のスタンスが示されていない以上、それまでの間の空白は何の為に戦っているのか分からない状態になっている。またここで求めているビジョンとは来季の体制ではなく、今季と来季が包括的に検証されているものです。
(ここで言うビジョンとは柏戦後の話し合いで矢作社長が「年内には改めてクラブとして、クラブ全体のビジョン、それからチームの事については正式に発表させて頂きたいと思います」と発言したものを指しており(その後11月中に変更)、単に来季監督就任の発表を即ビジョンの発表とは受け取らないということです。)


B現状のクラブに対する危機感。
「市民クラブ」として札幌市民、北海道民に広く愛されるべき存在であるはずが、現実はそうはなっていない。市民に愛されない市民クラブに存在意義はないし、それに対する問題意識が少なすぎるのではないか。サポーターを含めこのクラブに関わるすべての人間の意識が変わらなければ、このクラブの未来はないのではないだろうか。


以上、この三点の問題を、総合的に考え応援自粛という結論に達しました。
ビジョンの提示は表面的な問題に過ぎず、本質的な問題はこのクラブがどうあるべきなのかということを問うことだと考えています。我々が感じている危機感を、コンサドーレ札幌に関わる全ての人たちに、応援自粛という形で問題提起をしたいと考えています。


我々はこれまでどのようなサッカーを目指すのか?そこに継続性はあるのか?という強化に関して強く興味を示し、毎年の様にクラブとの対話を繰り返してきました。しかし強化ということばかりに拘り、もっと大事なクラブが存在しうる前提になるべき問題から目をそむけていたように思います。そしてそれは我々だけでなく、多くのサポーターがそうなのではないでしょうか。その点を広く問いかけたいのです。

誰かをスケープゴートにするのではありません。このクラブに携わる全ての人達、HFCフロント・選手・チームスタッフそして我々も含めたサポーター。その全ての人達に問いかけたいのです。
このクラブを愛してほしいし誇りに思ってほしい。そう思わせるクラブであってほしい。
しかし残念ながら、このクラブはこれまではそうではなかったと感じています。

その結果として表れたのが、降格しても淡白な選手であり、J1に昇格しても伸びる事のなかった観客動員であり、柏戦後の居残りにHFCの社員が誰一人対応に来なかったという一例であると思います。
それらの根本は全て同じなのではないでしょうか。
そして我々は、そういうクラブになってしまっていることを、薄々気付きながらもこれまで看過していました。

しかしそれに今正面から向き合わなければいけない。そうでなければこのクラブに未来はないのではないかと感じています。

今年J1で戦った結果、札幌はJ1で安定して戦えるクラブではまだないということが、はっきりと分かりました。我々が今強くクラブに求めたいのは、J1であるかどうかや、単純な勝敗の結果ではなく、たとえJ2であろうが信じられ、夢を持て、一緒に戦えるクラブになって欲しいということ。そして一部のサポーターに支えられるクラブではなく北海道民、札幌市民に愛され誇りとなるクラブになれるように誰もが考え努力をして欲しい。本当の「市民クラブ」になってほしいということです。

その為に、サポーターも一緒になって考えていかなくてはならないと思います。
柏戦後の話し合いで村野GMは「このクラブはみなさん(サポーター)のものです」と言いました。
また「10年、20年コンサドーレを応援してほしい」とも言いました。
これは最終的にクラブに対して責任を持つのは我々サポーターであるということだと思います。
社長も、GMも、選手もいつかはクラブを去ります。いつまでもクラブを見つめて支えるのは、我々サポーターしかいないのです。誰かに任せっぱなしにするのではなく、我々が理想のクラブ像を持たなければ、このクラブは前には進めないのではないでしょうか。

そしてコンサドーレ札幌のサポーターならそれができると思うのです。


我々はコンサドーレ札幌を常に応援してきました。
それはどんなに無様に敗れようが、J2で最下位になろうが揺らぐ事のなかった真実です。
我々の心の中にはいつもこのクラブがあり、このクラブと共に生きてきました。
これまでもそうだったし、そしてこれからもそうありたいと心から願っています。

だからこそ現状に疑問を感じている、今行動を起こします。


応援自粛はこれまでに行ったことないやり方であり、当日まで説明とご理解にできるだけ努めますが、違和感、拒否感を持たれる方がいるのは充分理解しています。そういう方に対して我々の考えを強制することは絶対にありません。

また目の前でプレーをしている選手を応援したいというのは当然の感情であり、応援しないという選択は苦痛以外の何物でもないということは、我々も十分感じています。ただ今回の問題提起は選手にも感じてほしい問題でもあり、クラブに関わる全ての人達に広く伝える為には試合中のスタジアムで行うことが最も有効だと考えました。

本来こういう行為はゴール裏の総意として行われるべき行為であり、応援される方がいる時点で手法としては失敗したといえるのかもしれません。また自粛を続けることによってこれまで培ってきた札幌の応援が変わってしまうかもしれませんし、USとしてもゴール裏における立場が変わってしまうかもしれません。もしかしたら我々以外に賛同してくださる方が全くいないかもしれません。
しかし我々はそのリスクを負ってでも、このタイミングでこのクラブに携わる全ての人達にメッセージを送ることが、このクラブの未来にとって最も重要なことであると判断しました。

もちろん、たとえこの試みが成功したとしても、それでクラブが明日すぐに変わることなどありえないことです。でも誰かの心に残りそれがこれからのクラブの未来に影響を及ぼす可能性があるのなら、色々な人がこのクラブのあるべき姿を真剣に考えるきっかけになる可能性が、少しでもあるのならやるべきだと考えています。

我々はこの行動を、クラブの今後の未来や体質を変えうる可能性を秘めた、ポジティブなものだと考えています。是非サポーターの皆さんには、クラブの為に今なにをするべきなのかを、それぞれに真剣に考えて欲しいと思っています。そしてその結果、我々の考えにご賛同いただけるのならば、大変ありがたく思います。



ホームゴール裏での我々の場所ですが、通常のいる場所に行く予定です。
これは通常の我々の主張とは真逆であることはいうまでもなく、反感を持たれる方がいるのも充分に承知しています。しかしいつも飛び跳ねて応援しているサポーターが、いつもの場所で座っていること自体に意味があり、メッセージのひとつになると考えています。

また自粛中も応援行為を続けることは、あくまでもスタンスの違いであり、クラブを思う気持ちは同じであり決して我々と敵対するような関係にはなりえないと考えています。


ご意見は us96@e-mail.jp までお寄せください。