5月の病院入院、前月比1.8万人減
病院の一日当たり平均入院患者数が、今年5月末現在で前月比1万8008人減の130万2571人となっていることが、厚生労働省が11月5日に公表した「病院報告」(2008年5月分)で明らかになった=表、グラフ参照=。前年同月比では2万1025人の減。外来患者数は前月から6万3283人減の139万1616人だった。
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病院の患者数が増加
「精神」と「療養」の患者数が増加
5月の入院患者数を病床の種類別に見ると、「一般病床」が67万7008人で、前月から1万6003人減少。「療養病床」は1874人減の30万7628人、「精神病床」は138人減の31万4235人で、「結核病床」は9人増の3659人だった。
療養病床のうち、介護保険が適用される「介護療養病床」では、853人減の9万803人だった。
月末時点の病床利用率は全体で1.0ポイント減の79.2%。一般病床では1.7ポイント減の71.9%、療養病床では0.1ポイント減の89.9%だった。
一方、3月から4月にかけて全体的に減少傾向が見られた平均在院日数は増加に転じた。一般病床では19.2日で0.4日の増。また、療養病床では8.9日増の175.7日、精神病床では8.8日増の312.8日、結核病床では1.1日増の73.7日だった。介護療養病床では20.7日増の290.9日。
診療所の一日当たり入院患者数も減少。療養病床全体では266人減の1万3069人で、このうち介護療養病床では47人減の5012人だった。
更新:2008/11/06 12:21 キャリアブレイン
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