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困った時のヒント
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−メッキ処理された凹面鏡のようなホイールについて−
[2008年11月6日:公表]
乗用車用アルミホイール(以下、「ホイール」という。)は、デザインや機能性の観点から、最近では新車から装着されていたり、メーカー純正ホイールからの交換等で盛んに販売されており、2007年には約2,000万個販売されている。
他方、「日差しが強い日に、車のホイールに日光が当たり、その反射で近くにあった散水ホースが焦げた。危険なので調べてほしい」というテスト依頼があり調べたところ、ディスク面が凹面鏡のように窪んでいるため、太陽光を反射し収れんにより可燃物が発火する危険性があることが分かった。なお、PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)にも同様の事例が1件寄せられている。
そこで、ディスク面が凹面鏡のようなアルミホイールがかなり販売されていることから、径やデザインの異なるいくつかのホイールについて実際に太陽光が収れんして可燃物が発火するのかテストを行い、消費者に注意喚起することとした。
メッキ処理されたホイールのディスク面を正面から覗き込むと、顔が拡大され凹面鏡と同じ状態であった。
そこで、実際にホイールに太陽光を反射させた際、収れんにより可燃物が燃えるかどうかテストを実施したところ、メッキ処理され反りが大きく、ディスク面を覗き込んだ際、顔が歪むことがなく大きく拡大されるホイールは、収れんにより可燃物として設置した新聞紙の束や新聞紙を詰めたゴミ袋が発煙または発火した。なお、取扱説明書やホイール本体に収れん火災に関する警告や注意表示はなかった。
写真1.新聞紙が焦げた様子
写真2.ゴミ袋が発火している様子
日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会
内閣府 国民生活局 総務課国民生活情報室
経済産業省 商務流通グループ 消費経済政策課
国土交通省 自動車交通局 技術安全部 審査課
総務省 消防庁 予防課
社団法人 日本自動車工業会
本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165
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