来週にも前空幕長を参考人招致 民主、給油法採決の前提侵略戦争を正当化する論文公表で更迭された田母神俊雄前航空幕僚長の参院外交防衛委員会への参考人招致が来週にも実現する見通しとなった。民主党が5日、海上自衛隊のインド洋での給油を継続する新テロ対策特別措置法改正案の採決の前提とする方針を決め、与党も参院で参考人招致が決まれば従う方向になったためだ。 参考人招致は全会一致による議決が通例だが、民主党は与党が反対でも多数決で議決する考え。与党は対テロ新法改正案の採決を優先させるよう主張し、田母神氏の参考人招致が採決される場合には反対する意向だが、可決されれば招致を受け入れることになった。 自民党国対幹部は「田母神氏を隠すつもりも、かばうつもりもない。多数決で決まれば仕方がない」と明言した。 民主党の方針は、輿石東参院議員会長が外交防衛委の浅尾慶一郎筆頭理事らと協議し決めた。参考人招致は参院外交防衛委の定例日である11日か13日になりそうだ。
【共同通信】
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