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あいりん地区を集中捜査、覚せい剤密売人ら55人を逮捕

2008年11月5日

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 大阪府警は5日、大阪市西成区の「あいりん地区」で10月中に密売人ら計55人を覚せい剤取締法違反容疑で逮捕したと発表した。府警によると、あいりん地区は覚せい剤の取引が国内で最も多いとされ、集中捜査に取り組んだ。

 府警は6月に実施した1週間の調べで、延べ約160人の密売人と約1400人の購入者を確認。10以上の密売組織が50〜100メートル間隔でそれぞれの「縄張り」を持っており、大半が「24時間営業」だった。購入者には会社員や主婦が含まれ、購入資金に困って密売人に転じるケースも。密売人の中には、暴力団周辺者らから日当1万5千円前後で雇われる日雇い労働者や路上生活者もいるという。

 府警薬物対策課によると、10月に逮捕したのは密売人11人と購入者44人。覚せい剤約200グラム、大麻約50グラム、合成麻薬MDMAなど計48錠、売上金とみられる約760万円を押収した。今後も継続的にあいりん地区を集中捜査し、密売組織の一掃を目指す。

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