銘柄鶏や地鶏ももちろんおいしいのですが、ブロイラーとは、「焼く・炙る(あぶる)」という意味の英語 "broil" からつけられた名前です。その肉質からブロイルに適している若鶏とされたのです。このブロイラーはほかの食肉と比較しても、淡泊でくせが少なく、その上なにより安価です。
あなたもお手軽にできるローストチキンに挑戦なさいませんか?パーティなどの食卓の主役として華やかです。
チキンは大小を使い分けましょう。前もって専門店などへ発注をしないと、欲しい鶏が手に入らない場合があります。
・若鶏、地鶏、お気に入りの銘柄など
・大きさ
を指定してお買い求めください。
もちろん丹波屋は、肉の卸ですから、いつでもお安くいいものを取り扱っています。よければ通信販売のページでどうぞ。
首も足の先の部分もとって、中抜きの状態で以下の重さぐらいをひとつの目安にしてください。
● 1〜2人用 : 800〜900g程度
● 2〜3人用 : 1.2〜1.6kg程度
● 4〜5人用 : 2〜3kg程度
焼き上がりは、約25%ほど小さくなるとお考えください。また、ご自宅のオーブンに入らなかったということもないように、気をつけてください。
店頭の小売価格の相場は、1,200円前後/kg です。クリスマス時期以外には、扱われることは少ないようです。
ガスオーブンレンジか電気オーブンレンジをご使用ください。オーブントースターで焼くのは、おやめください。火事の原因になります。
焼く前に、塩・こしょう(20g うち小さじ1は、中抜きにしたお腹の中に入れます)をすりこんで、20〜30分、常温に戻してください。塩は自然塩のほうがよりおいしいです。また小さなお子さまのおられるご家庭では、自然塩のみで、こしょうはひかえた方がいいでしょう。
250℃で焼き色がついたら120℃に温度を切り替え、中までじっくり焼きます。焼き上がる時間は、オーブンの種類により異なりますので、オーブンレンジの説明書をよくお読みください。
※ポイント
きつね色に焼き色がついたところで、オーブン内の温度が下がらないように、オーブンを開かないままで、120℃に切り替えてください。
できあがりの確認は、もものところを竹串で刺し、透明な汁がでてきたらOKです。赤い血が出たら、もう少し焼いてください。
(1) きれいに皮を切るために、下準備をしておきます。背中の皮を先に切っておくのです。
(2) ひっくり返して、胸と足の間にナイフを入れます。そのまま、足を切り離します。
(3) もう片方の足も取ります。
(4) 次にムネを二つに割ります。クビの骨がでてきますから、その左右で切って、ムネをふたつに切り取るようにします。
(5) できあがり
(6) 盛りつけ例
- お腹の中に詰め物をして焼きたいが、うまくいかない…
詰め物(スタッフィング)をして焼くには、ご家庭用のオーブンレンジでは、プロ並みの技術が必要です。どうしてもという方は、何度か体験をしてから挑戦なさってください。温度調節と時間管理がポイントです。さらに詰め物は、すでに加熱処理をしたものを使うという高等技術もあります。
色がつきすぎて表面が焦げるというような場合も、お腹に詰め物をしないで、普通に焼いてみてください。丹波屋では蒸す・焼く・煮る・真空調理などができるコンペクションオーブンを使っています。ですから低温でも湿度を上げれば焦げずに短時間で歩留まりよくジューシーな製品ができるのです。
これは湿度の利用で、簡単にいうとドライサウナ逆の原理です。サウナで湿度を上げれば、たちまち火傷をしますが、空気が乾燥しているから平気でいられるんですよね。あれと同じような原理なんです。- グレビーソースを作りたいけど、うまくできない…
味付けもグレビーソースの作り方も、最初の塩こしょうをして、20〜30分おいて、常温に戻すのが大切です。
グレビーソースの作り方は、チキンが焼き上がれば受け皿の鉄板にチキンの脂、焼き汁(グレビー)がたまります。そこに水を適量加えてひと煮立てさせて、味を調えます。そのあと茶こしのような網でこしてください。
ポイント:水をカップ1/2(1羽)