2008-11-05 07:00:00

就活

テーマ:人生
前回、合同企業説明会について書きましたが
今回はその流れで就活について考えてみました。

「幸せのちから」という映画があります。
これは、ウィル・スミス主演で
ほぼ破産状態となり妻に逃げられた男が
5~6歳の男の子を抱えながら就活をする話。
「幸せのちから」

実話が基になっており
主人公には実在のモデルがいるそうですが、
僕はこの映画を観て
人事に見て欲しいと強く思いました。
  
人には、生きていく中で
最悪な・ドン底な時期が来る時がある。
考えられないような不運や不幸が重なってやってくる時。
「なぜ今なんだ」「なぜ僕なんだ」という・・・
皆さんはそんな経験はありませんか?
この映画は、たまたまそのドン底が
就活と重なった人のお話。

例えば、アパートを追い出された主人公が
子供には恐竜遊びといいながら
2人で地下鉄のトイレで寝るシーン。
誰にでも起こりうることだという思いで
他人事として観ることはできませんでした。

映画はその後サクセスストーリーへと続くのですが、
僕にはその後の話より
それまでのドン底の話が強く印象に残っています。
こんな非日常のような話が
実は日常的に繰り広げられている気がして。

就職は人生の一大事。
僕は長いこと責任者として
ずいぶんたくさんの人(たぶん数千人)と面接してきた。
特にうちの会社の場合は転職組が多いので、
本当に様々な人が色んな思い・事情を抱えながら
面接に臨んできます。
これまでをリセットするために、
今後の光明を求めるために。
採用面接に落ちた・・・
ただその会社と合わなかっただけなのに
自分の人格を否定された気がして
毎日疲れたり自信を失ったりしながらも
また次の会社へ行きエレベーターに乗る人がいる。

採用に関わる人間は
自分達が人の人生を左右するというこの事実に
真摯に向き合うべきだと思う。
人事に限らず、皆さんも
ぜひこの映画をご覧になってみて下さい。

コメント

[コメント記入欄を表示]

コメント投稿

コメント記入欄を表示するには、下記のボタンを押してください。
※新しくブラウザが別ウィンドウで開きます。

powered by Ameba by CyberAgent