メキシコのモウリニョ内相、飛行機事故で死亡

2008年 11月 5日 14:43 JST
 
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 [メキシコ市 4日 ロイター] メキシコのモウリニョ内相が4日、飛行機事故で死亡した。同内相が乗った小型機はこの日夕方、ラッシュアワーで混み合うメキシコ市の道路に墜落した。

 メキシコ市長は記者団に対し、墜落した飛行機に生存者はいないと語った。現場では、墜落の巻き添えとなった車が炎上して7人が死亡したほか、約40人が負傷した。

 墜落した小型機には、軍主導の麻薬組織との闘いで主要な役割を担っていたホセ・ルイス・サンティアゴ・バスコンセロス氏も乗っていた。

 メキシコでは今年に入り、麻薬密輸に関連する事件や闘争で4000人以上が死亡。その多くは麻薬密輸組織の関係者だが、警察や軍などの治安関係者も、カルデロン大統領が進める麻薬撲滅運動に反対する組織との闘いで犠牲になっている。

 メキシコ当局は今回の墜落について、すべての証拠が事故であることを示していると発表。事故機はメキシコ市の北西にあるサンルイスポトシから戻るところだった。

 
 
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