東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 速報ニュース一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

9歳男児が車運転3キロ 大垣から養老まで 「ゲームで覚えた」

2008年11月6日 07時46分

 岐阜県大垣市の男子児童(9つ)=小学3年=が、自宅から軽乗用車を運転し、約3キロ離れた同県養老町で保護されていたことが分かった。

 養老署によると、3日午前7時30分ごろ、同町宇田の県道で「無人の車が動いている」と通行人から110番通報があった。署員が駆けつけたところ、コンビニの駐車場に停車していた軽乗用車の運転席で、児童が休憩しているのを発見。保護した。

 調べでは、児童は自宅でキーをつけたまま止めてあった軽乗用車に乗り込み、そのまま走行。同県関ケ原町の祖母の家を目指したが、道に迷ったという。

 車はAT車で、運転は「お父さんやゲームを見て覚えた」と話していた。運転席の一番前に腰掛け、ハンドルにしがみつき、足を伸ばしてアクセルとブレーキを操作していたらしい。署員によると、児童の背丈は年齢相応だったといい、135センチ前後とみられる。

 児童が走った県道は幹線道路の一つだが、この日は休日で早朝だったため、交通量はいつもより少なかった。

 養老署は事故を起こしておらず、児童が幼いことなどから、両親らへの注意にとどめた。車の管理を徹底するよう求めたという。

(中日新聞)

 

この記事を印刷する