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【静岡】総合病院の病床数減など規模を縮小 市民と語る会で藤枝市長と病院長が方針2008年11月6日
藤枝市の北村正平市長が市民と語り合う「生き生きトーク」が4日夜、同市の葉梨公民館で開かれた。市立総合病院の毛利博病院長も同席し、病床数を100床前後減らすなど規模を縮小して、効率的な経営を目指す方針を明らかにした。 地域住民ら約80人が参加。北村市長と毛利病院長が市政や病院経営についての現状や課題、今後の取り組みを説明した。 毛利病院長は、診療報酬の改定や医師不足が経営悪化を招いているとし、「病院の特長を明確にして、身の丈にあった経営をすることが重要」と強調。「地域がん診療連携拠点病院」として機能を充実させるとともに、現在の650床を550床前後に減らし、効率的な運営を目指すとした。同病院の昨年度の病床稼働率は一般病棟で74%、療養病棟で10・6%。病床を削減して稼働率アップを図る。空いた病棟は、緩和病棟や透析センターなどとして有効利用する方針。 続く市民との意見交換では、参加者から「言葉遣いの悪い医者がいる。しっかり指導してほしい」「救急を利用する際、一般人では、重症か軽症か判断できない」などの声が出た。 生き生きトークは、就任4カ月目を迎えた北村市長が「市民とひざを交えて話し合いたい」と企画。今後、高洲公民館(8日午後2時から)、文化センター(15日午後7時から)、生涯学習センター(19日午後7時から)の3会場で予定されている。 (藤川大樹)
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