【2008年11月06日05時55分 更新】


1.「政府の拉致認定を!」同級生署名活動
 (11/06 05:52)

北朝鮮による拉致問題です。政府が認定した拉致被害者は、県内関係では、田口八重子さんと原敕晃さんが、宮崎市の青島海岸から拉致されたとされています。また、民間の特定失そう者問題調査会によりますと、県内の4人が、拉致された可能性がある「特定失そう者」として公表されています。このうち、13年前、宮崎市で失そうした岩本美代子さんの同級生が、5日、市民グループを結成し、政府へのさらなる調査を求めて、署名活動を行いました。宮崎市佐土原町で、署名活動を行なったのは、特定失そう者、岩本美代子さんの同級生です。岩本さんは、平成7年11月5日、宮崎市内の駐車場で、知人と別れたのを最後に姿を消しました。その2日後、宮崎市佐土原町の海岸で、岩本さんの車が発見されましたが、それ以外の有力な手がかりはなく、特定失そう者問題調査会では、「北朝鮮に拉致された可能性がある」として、岩本さんを特定失そう者に認定しています。岩本さんが失そうしてから、ちょうど13年を迎える5日、岩本さんと同じ昭和33年生まれの同級生たちが、「美代ちゃんの失踪を考える33の会」を立ち上げました。会では、政府に対し、特定失そう者についてのさらなる調査をと求めていて、積極的に拉致被害者を認定するよう訴えています。5日は、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会の増元照明事務局長もかけつけ、署名への協力を呼びかけました。会では、5日集めた署名を特定失そう者問題調査会を通じて、麻生首相に提出することにしています。


2.子供を有害情報から守る県民フォーラム
 (11/06 05:52)

ネット犯罪を防止する取り組みです。子供たちを有害なサイトから守ろうと、携帯電話などの利用を考えるフォーラムが、宮崎市で開かれました。このフォーラムは、生徒個人をひぼう中傷する言葉などを、自由に書き込むことができる学校裏サイトや、出会い系サイトなどから子供たちを守ろうと、県などが初めて開いたものです。フォーラムでは、ネット犯罪などに詳しい専門家が、有害なサイトにアクセスできないようにするフィルタリング機能や、子供向けの安全なインターネット利用法について、紹介しました。この後のパネルディスカッションでは、生徒指導にあたる高校教師が、学校や家庭、それに、地域が連携する必要性を強く訴えていました。(日向学院高校・高妻正実教諭)「俺に(誹謗中傷メールを)送ってみて、軽い気持ちで送ったことがこんな風になると言うことを目の前で実際にやってみて、先生いかん、ということを地道にやっていかないと、座学だけではいけない」今年に入って、県内では、学校裏サイトなど、サイバー犯罪に関する相談が、警察だけでも、543件寄せられていると言うことです。


3.旭化成中間決算は大幅減益
 (11/06 05:53)

旭化成の中間決算が発表されました。世界的な景気悪化の影響を受け、大幅な減益となりました。旭化成が、5日発表した中間決算によりますと、今年4月から9月までの売上高は、約8432億円と、前の年の同じ時期に比べ、124億円の増収となりました。しかし、経常利益は、約407億円で、前の年の同じ時期に比べ、225億円減少し、大幅な減益となりました。旭化成では、「世界的に経済状況が厳しく推移し、原燃料価格の高騰や製品市況の悪化の影響を受けたため」としています。


4.経済の影響も…宮崎市を財政格付け
 (11/06 05:53)

国際的な民間信用調査機関が、公募債を発行する宮崎市について、財政上の格付けを発表しました。格付けでは、宮崎市の債務能力を評価する一方、経済状況の悪化にも、影響を受けやすいとしています。これは、財政の客観性や透明性につなげようと、宮崎市が、アメリカに本社をもつ「スタンダード&プアーズ」に、評価を依頼していたもので、格付けを取得するのは、全国の中核市では初めてです。その結果、宮崎市は、21段階中、上から6番目の「A」と判定されました。格付けでは、宮崎市について、債務を履行する能力は非常に高いが、事業環境や経済状況の悪化に、やや影響を受けやすいとしています。(宮崎市・津村重光市長)「宮崎市の財政が分かりやすくなるだろう。それだけ市民が宮崎市の財政をチェック、監視し、関心を持つのに、この格付けというのは、明快な基準になる」宮崎市では、公共施設の整備資金を調達するため、市場公募型の地方債「アイビー債」を、今年度も、12月17日から発行することにしています。


5.九州一周駅伝6日目・郷土入り
 (11/06 05:54)

九州一周駅伝は、郷土入りです。5日は、大会の中で最も距離が長い、鹿児島市から宮崎市までの9区間で争われました。宮崎県チームに、ひときわ大きな声援が送られました。(榎木キャスター)「こちら鹿児島県と宮崎県の県境です。今、トップの選手が見えてきました。トップは福岡の選手です」「5区の脇田選手、手元の時計で1分6秒の差で、今、県境入りです」1位でタスキを受けた、5区・都城自衛隊の脇田進選手は、福岡に次ぐ2位で県境越え。苦しい表情を見せながらも、地元・都城の声援を受けて力走し、同じ都城自衛隊の6区、樋口亨選手に、2位でタスキをつなぎます。去年の大会で、自分のベストを尽くせず、悔しい思いをしたという、樋口選手は、今大会初めての登場で、懸命の走りを見せます。(6区・都城自衛隊・樋口亨選手)「・・・去年よりは良い走りができたと思います」続く7区は、旭化成の清水将也選手。厳しい上り坂の続くこの区間、実業団選手として力強い走りを見せますが、福岡の背中をとらえることができません。アップダウンの激しい7区で。旭化成の山下辰則選手は、清水選手の熱い想いに応えて、苦しみながらも、最後まであきらめない走り…そして、アンカーは、旭化成の小島忠幸選手。トップ福岡とは、約8分差…出場回数13回目のベテランが、期待に応え、小島選手は、区間1位の力走で、見事な追い上げを見せました。しかし、1位でフィニッシュしたのは、福岡。沿道の大声援の中、宮崎は、福岡と7分19秒差の2位でフィニッシュしました。


6.高校ラグビー・決勝進出2校決まる
 (11/06 05:54)

花園出場をかけた全国高校ラグビーの県予選は、5日、準決勝2試合が行われ、決勝に進む2校が決まりました。第1試合は、第1シードの高鍋と延岡星雲が対戦。高鍋は、前半を15対3で折り返すと、後半も、自分たちのペースで試合を進めます。結局、高鍋は、最後まで相手に隙を見せず、46対3で勝ちました。一方、第2試合は、第2シードの日向と都城が対戦。ノーシードから勝ち上がった都城ですが、この試合、日向の堅い守りに阻まれます。結局、日向は、都城をノートライに抑え、34対3で決勝進出を決めました。MRTテレビでは、高鍋対日向の決勝戦を、9日、日曜日の午後1時30分から実況生中継でお伝えします。


7.五ヶ瀬中継局でデジタル試験放送開始
 (11/06 05:54)

五ヶ瀬町の五ヶ瀬中継局では、5日から、地上デジタル放送の試験放送が始まり、五ヶ瀬町の一部、615世帯で、地上デジタル放送を見ることができるようになりました。本放送は、11月24日からとなっています。これで、既に本放送を始めたエリアと合わせて、県内の約93%にあたる、約41万8600世帯で、地上デジタル放送が視聴できるようになりました。


8.高校生が焼酎の仕込みを体験
 (11/06 05:55)

北郷町の蔵元で、高校生たちが、オリジナル焼酎の仕込みを体験しました。体験したのは、南郷町にある県立日南農林高校の生物工学科の3年生です。日南農林高校は、北郷町の櫻の郷醸造の協力を得て、去年から、オリジナル焼酎づくりに取り組んでいます。5日は、生徒12人が蔵元を訪れ、焼酎の二次仕込みに挑戦しました。初めての体験とあって、作業は悪戦苦闘の連続でしたが、生徒たちは、おいしい焼酎ができるよう熱心に取り組んでいました。焼酎は、来年3月に完成することになっていて、生徒たちが卒業式で、親にプレゼントする他、蔵元でも一部販売される予定です。


9.高校英語ディベート大会
 (11/06 05:55)

高校生が英語で討論する英語ディベート大会が、宮崎市で開かれました。この大会は、英語のコミュニケーション力を身につけてもらおうと、毎年開かれているもので、5日は、予選を勝ち抜いた、5チームによる決勝大会が行われました。ディベートは、「日本は、法的な成人年齢を18歳に引き下げるべきである」がテーマで、高校生たちは、「肯定」と「否定」に分かれて、すべて英語で討論しました。大会の上位2チームは、12月6日に佐賀県で開かれる、九州大会に出場することになっています。