岡山放送局

2008年11月5日 14時1分更新

県警初、広域技能指導官の報告式


全国レベルの専門的な知識や優れた技能を持つ警察官を警察庁が指定する「広域技能指導官」に、薬物捜査に携わる岡山県警察本部の警察官が初めて選ばれ、5日、報告式が行われました。

警察庁は、専門的な知識や技能を持つ各都道府県の警察官に全国でも能力を発揮してもらおうと、平成6年から「広域技能指導官」を指定し、これまでに45人が活動しています。

今回は全国で新たに28人が指定され、岡山県警察本部からはこれまで長年、薬物捜査に携わってきた組織犯罪対策第二課の戸部裕之警部(54)が初めて選ばれました。

戸部警部は5日、県警本部長室を訪れ、警察庁から授与された指定書を江原伸一警察本部長に手渡し、激励を受けました。

昭和53年に警察官になった戸部警部は、麻薬特例法の適用に関しては全国的に見ても高いレベルの知識や経験を持ち、これまで薬物の密売ルートの解明や密売組織の撲滅に力を注いできました。

広域技能指導官に選ばれたことについて戸部警部は「これまでに得た知識やノウハウをこれからは後輩に伝えていきたい」などと話していました。