2008年11月5日 14時1分更新
倉敷市は、発達障害などで特別な支援が必要な子どもが将来、進学や就職をした後も、進学先や就職先から適切な支援を受けられるよう、子どもの成長の過程や受けた治療などを記録しておくための冊子をつくり、今月から配布しています。
発達障害などで特別な支援が必要な子どもが将来、進学や就職をする際には、それまでの成長の過程や障害に対する治療の記録などを進学先の学校や就職先の企業などに説明し、適切な支援を受けることになっています。
このため倉敷市では、学校や企業などへの説明に役立ててもらおうと、子どもの成長の過程を保護者が記録したり、どのような治療を受けてきたかなどを担当の医師が書き込んだりするための冊子を作りました。
冊子は、進学や就職の際に学校や企業などの担当者が読んで、どのような支援が適切かを検討するうえでの参考にすることになっています。
倉敷市では冊子を1000部つくり、市役所をはじめ、市内の保健所や特別支援学校を通じて今月から市内に住む希望者に配布しています。