岡山放送局

2008年11月5日 14時1分更新

こだわり大根初出荷セレモニー


霜が降りる時期に収穫される真庭市特産の大根が初出荷され、5日朝、岡山市中央卸売市場でせりがおこなわれました。

真庭市の蒜山高原の寒冷な気候と火山灰の多い土壌を生かして生産される大根は、毎年初夏から冬にかけて出荷されていますが、特に霜がおりるこの時期に出荷される大根は甘み出ているのが特徴で、関係者は「こだわり大根」と名付けてPRに力を入れています。

岡山市中央卸売市場では5日朝、この「こだわり大根」が今シーズン初めて出荷され、生産者や農協の職員などが自ら作曲した歌や踊りを披露して、仲買人たちに「こだわり大根」をPRしました。

この後、さっそくセリが行われ、セリ人の威勢の良いかけ声に合わせて仲買人たちが次々に「こだわり大根」を競り落としていました。

JAまにわなどによりますと、ことしは秋になっても気温がなかなか下がらず霜が降りなかった影響で出荷が10日ほど遅くなったということですが、大根の出来はよいということです。

JAまにわ大根部会協議会の井上達会長は「この時期の大根は甘みが強くておいしいので、おでんなどにして是非食べてほしい」と話していました。