稲垣は「メンバー」。小室は？

11月4日、小室哲哉が逮捕されてから、ワイドショーやニュースで祭りのように彼の栄枯盛衰を特集している。
さて、芸能人の逮捕といえば、気になるのはその姓名の後に付く部分だ。

数年前、SMAPメンバーの稲垣吾郎が道路交通法違反と公務執行妨害で逮捕された時に、各メディアはニュースで彼の事を「稲垣メンバー」と呼び、視聴者を大いに戸惑わせ、笑わせてくれた。その後にも、島田紳介を島田「司会者」、小泉今日子を小泉「タレント」と呼び、（身柄を拘束された訳ではないので、それでもいいとはいえ・・・）テレビ局と所属事務所や芸能人本人の力関係をうかがい知ることが出来、大変興味深い。

公共の電波を使用しているとはいえ、テレビ業界もしょせんサラリーマンの集まりなんだな、と思うと少々同情もしつつ、面白い部分でもある。

さて今回の場合は、殆ど全ての番組で小室「容疑者」と報道されていたように思う。強姦容疑の極楽とんぼ山本圭一でさえ山本「メンバー」だったというのに。民放における小室哲哉の影響力はここまで低下していたという証拠か。

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（記者：田原琴美)


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