民主党は4日、小沢代表、鳩山由紀夫幹事長ら執行部の協議で、「我が国が侵略国家だったというのはぬれぎぬ」と主張する論文を投稿し、更迭された航空自衛隊の田母神(たもがみ)俊雄・前航空幕僚長(60)について、参院外交防衛委員会(北沢俊美委員長)で参考人招致を求める方針を決めた。
同委では現在、補給支援特措法改正案が審議されているが、野党が多数を占めており、民主党が要求すれば実現する可能性が高い。田母神氏は3日の記者会見で、国会の参考人招致について、「積極的に応じる」と述べている。
一方、4日の民主党政策担当者の会合では、田母神氏から事情聴取する前に定年退職とした防衛省の判断に批判の声が上がった。