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これは世界中の空軍が演習に使う軽戦闘機「ダッソー/ドルニエ アルファジェット」。グーグル創業者2人とCEOが所有するH211 LLCという会社が、最近買って民間機に改造中の機体です。
G本社と隣のモフェット飛行場のある地元の瓦版「Mountain View Voice」が停泊中の模様をスクープし、NYタイムズのBitsブログが追いかけて、先週から世界中を軽戦闘機のように駆け巡ってるホットな話題ですね。アドセンスのチェック1枚送られてこない人は「そうか、こういうことだったのか!」と。 「民間機に改造するぐらいなら最初から民間機買えば?」と思っちゃいますけど、民間機はガルフトリーム2機+ジャンボ2機購入済みで充分間に合ってるそうです。 「中古(1982年産)の機体を安く買った」、「賢い買い物」という説明でご納得の向きには、「彼らはガルフストリームもジャンボも2機ずつ持ってるんだぜー」と大書しておきたいと思います。ついでに、「ジャンボのキャビネは1億円近いものを機長が発注し、それを止めようとしたデザイナーを解雇して提訴されて、あることないことマスコミにペラペラしゃべられて大変だったんだよ」とも(あの時の代理店ブルー・シティ社はどうなっちゃったんでしょ?)。 本社隣NASAエイムズセンター所轄のモフェット飛行場と言えば、元米空軍の飛行場ですよね。この滑走路を民間機が使うのは、NASAの実験用機材の積み込みという交換条件を満たしてやっと認められる特例中の特例措置なのです。 ところがリース料たんまり(年間130万ドルぐらい)払ってNASAの赤字(昨年滑走路運営で800万ドルの赤)救ったはいいけど、どうしたことか世界一高い自家用機のボーイング 757と767にもガルフストリームにも搭載できない機材があることが昨年になって分かった(こんなドッサリ買う前に普通気づくと思うんですけどね…)。で、「しょうがないからジャンボその他売って撤収しよっか…」とはならずに、 戦闘機購入 となるところが、このニュース最大の謎ですね。 ともあれ、気になるのは用途ですけど、NASAエイムズセンターは「気象観測」とか「山火事のデータ収集」と瓦版に説明しています。そんなオタメゴカシより「隣のサニーベイル市にグィーンと飛んでヤフーのジェリー・ヤンのクリブを超低空飛行で挑発する」と正直に言ってくれた方がスッキリするような…? ほかに使い道ってなんでしょうね? [Mountain View Voice, NYTimes] John Mahoney(原文/訳:satomi)
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