韓米FTAの再交渉は難しい、外交通商部が見解
【ソウル5日聯合】外交通商部の李恵民(イ・へミン)自由貿易協定(FTA)交渉代表は5日、韓米FTAについて「再交渉は難しい」との立場を示した。定例会見で、米新政権発足時の韓米FTAの見通しを尋ねる質問に「米新政権が韓米FTAの内容を客観的に検討すれば、協定内容がバランスをなしていることを理解するものと期待している」とした上でこのように答えた。
続けて、新政権が韓米FTAの重要性を考慮し適時に米議会の批准を進めるだろうとし、来年下半期ごろに米政府と議会の批准問題が取り上げられるものと見通した。
米国が自動車部門の交渉内容を理由に再交渉を提起する可能性に対しては、「交渉内容のうち、一部が一方に不利になり得たり有利になり得たりするが、協定内容は全体的にバランスが取れていたために妥結・サインに至った」と答えた。自動車部門の協定自体についても、交渉中に双方が提起した内容がバランスよく反映されていると評価し、米新政権にこれを積極的に説明していくと述べた。
李代表はまた、韓米FTAは批准するかしないかではなく、「いつ批准するか」が問題だと付け加えた。
一方、青瓦台(大統領府)も、オバマ候補の米大統領選勝利を受け一角で韓米FTA再交渉の可能性が提起されていることに対し、「再交渉はない」との立場を示している。
