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【社会】

墨東病院への輪番制導入 周産期医療で都が協議会

2008年11月5日 19時24分

 東京都立墨東病院など8病院から受け入れを断られた妊婦(36)が死亡した問題で、都は5日、学識経験者でつくる協議会を開き、墨東病院の産科当直医が1人になる時は、都内のほかの総合周産期医療センターが交代で搬送を受け入れる輪番制の導入を決めた。墨東病院は11月から可能な限り、週末、休日の当直医を2人にしている。

 同問題が起きる前の9月に脳内出血の妊婦の受け入れを断っていたことが新たに判明した総合周産期医療センターの杏林大病院については、既に輪番制が導入されており、これまで通り続ける。

 協議会では、受け入れを拒否した8病院とかかりつけ医院に、厚生労働省と都が聞き取り調査をした内容が公表された。医院側は妊婦が激しい頭痛を訴えていることを伝えたが、各病院は頭痛の切迫性の認識には差があったことが分かった。

(共同)
 

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