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【社会】愛知県不正経理 「DVD」実はゲーム機2008年11月5日 08時23分
総額3億1000万円の不正経理問題で、愛知県が4日に発表した16万7000点に及ぶ不正購入物品リストには、業務とは無縁のゲーム機や大量のお茶、高額ないすが含まれており、市民の常識では理解できない公金流用の実態が明らかになった。 東三河農林水産事務所(豊橋市)は2004年度、発注品と異なる物品を納入させる「書き換え」の手口でソニーのゲーム機「PSX」を6万2370円で購入した。 PSXは、家庭用ゲーム機のプレイステーション2とDVD録画機能を併せ持ったもので、県は発表資料に「DVDプレーヤー」と記載。記者会見でも「パソコン用の外付けDVDドライブ」と説明していた。 同事務所によると、ゲーム機は現在、林務課の所有だが「林務課員が不在のため購入の経緯や現在の使途は分からない」という。 海部農水事務所(津島市)は調査対象の5年間で総額100万円を超えるお茶やコーヒー、粉末クリームをファイルなどの架空発注で購入していた。 藤田修二次長は「職員(80人)が朝と昼にお茶を飲む習慣があり、嗜好(しこう)品で量も多いので正規の予算では買えなかった」と説明。06年度途中にこれらの不正購入を改めたという。 新城設楽(新城市)と知多(半田市)の両建設事務所は、業者にプールした預け金で10万円超のいすを所長用に購入した。 新城設楽が05年度に不正購入したひじ掛け付き回転いすは、布製で10万2000円。担当者は「特に高いものではない。所長は地域のトップで、決して後ろ指を差されるものではない」。 知多は06年度分の預け金で、07年度に赴任した所長用に11万5000円のいすを購入。担当者は「20年間使った前のいすも10万円ぐらいだった」としながらも正規の予算なら購入できたか、という取材での問いには「うーん」とうなった。 (中日新聞)
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