2008年11月4日 18時51分更新
踏切の遮断機が下りたあとに無理に進入して事故に合うケースがあとを絶たないため、岡山市内で無理な横断をしないよう呼びかける活動が行われました。
4日は岡山市南方の北方第一踏切にJRの社員や鉄道警察隊などあわせて9人が出て、踏切を渡る人たちにパンフレットを手渡して無理な横断をしないように呼びかけました。
この踏切は山陽線と津山線が通っていて、朝の通勤時間帯にはひんぱんに列車が通ることなどから、遮断機が下りたあとに踏切に進入しようとして遮断機が折れる事故があとを絶たないと言うことです。
JR西日本岡山支社によりますと、平成19年度に岡山県内で起きた踏切事故の数は12件で、9人が死亡していてこのうち6件は遮断機が下りたあとに踏みきり内に進入する無理な横断が原因だったと言うことです。
また、岡山県内では、無理な横断で踏切の遮断機が折れる事故が毎年およそ270件起きています。
JRでは「踏切事故は列車の運行にも大きな影響を与えます。警報機が鳴り出したら絶対に進入しないで下さい」と呼びかけています。