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江戸前はわずかの佐渡前鮨(いしはら鮨)      投稿者:佐ガット覆面調査員

2008-11-05 08:43:14 | 佐渡グルメ食べ歩記
10貫のお鮨の中身は、右手から反時計回りに、目鯛の炙り、鯵、つぶ貝、ぼたん海老、 中トロ、締めた鯖、烏賊、いくら、ひらめ、カンパチである。中トロの切り身はやや小さいが、他のネタは均一な大きさです。長三郎が8貫2,600円なのに対し、こちらは10貫で2,100円。この涙ぐましい営業努力に敬意を表し、多少ネタをけちられても文句は言わないことにした。江戸前風味と暖簾には書いてあった。この「風味」と言うところがミソですね。江戸前の仕事がなされた鮨ネタは、わずかに目鯛の炙り、生姜とネギを乗せた鯵、しめ鯖の3種類のみ。冷蔵ケースの中には煮穴子なども入っていたが、地魚コースでは出てこないようだ。玉子焼きもありませんし。。。それに煮切りや煮詰めなども塗られていません。。あくまでも江戸前鮨の風味を味わえればそれでよしという事なのでしょうね。

さて、まずは白身のひらめから味わうことに。一口食べたところ、シャリ(酢飯)の酢というものがほとんど効いていないのです。まるで握り飯の上に刺身を乗せて食べているような感じです。長三郎さんの時のように、ネタがシャリから剥がれ落ちるということはありませんが、シャリの握り方は固めで、口の中でほろりとほぐれるどころか、よく噛まないとほぐれていかない感じです。シャリも人肌ではありません。結局美味しいと感じたのは、鯵と中とろの握りだけ。誠に申し訳なかったが3貫ほど残してしまった。

残念ながら今日はたまたま、銀座の高級寿司屋を食べ歩く調査員の口に合うお鮨ではなく今一つの感じでした。このお店、家族経営で家庭的なとても暖かいお店です。島民の評判も上々のようです。無印良店と言ったところかな。でも佐渡の人なら★をいくつか付けると思います。佐渡汽船前のレンタカー屋のおじさんに、「両津でお鮨の美味しいお店を教えて下さい」と頼むと、必ずこのお店の名前が挙がるとのこと。手軽な値段で旬の地魚鮨を味わいたい方は、是非一度訪ねてひいきにしてやって下さい。随分と気を遣って書いた積もりではあるが、「いしはら鮨」さんに対し、失礼な物言いがあったとしたら深くお詫び申し上げたい。高級寿司屋を食べ歩く人と回転寿司屋にしか行かない人とでは、鮨に対する味の評価は自ずと違ってくるもの。このお鮨屋さんの鮨が気になる方は是非一度訪ねて自らの舌でお鮨を味わって頂きたいと思う。どこかの観光案内本(確かタビリエだったかな?)に、美味しいお鮨屋さんとして、このお店がご主人とおばあちゃんの顔写真付きで掲載されていました。
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両津の飲食店街裏情報    投稿者:新潟すね男

2008-11-04 07:04:19 | 佐渡グルメ食べ歩記
更にこのお兄さん、「ステーキと言えば、僕の前の上司が、両津のさるお店でステーキを頼んだ時の話を思い出しましたよ」と続けた。「ステーキにご飯が付いてくるでしょ、そのご飯が3日前に炊いたやつだったと言う話なんですよ」。「え?3日前って、どうして分かったんですか?」と問い返すと、「お客さあーん、一般の人でも、ご飯が炊きたてかどうかは、すぐに分かりますよねえー。僕の前の上司は、食品関係でしかも卸担当。いろんな物を食べ慣れているから、味はすぐに分かるんですよ。何てったって、変な臭いのするカピカピのご飯が出てきたって言いますから。それに味噌汁が炊きっぱなしのやつが出てきたと。」「炊きっぱなしと言うと、四六時中、鍋を火にかけて暖め続け、煮詰まったような味噌汁のことですか?」と尋ねたら、「そうなんですよ。おまけに店内に犬がうろついていて、不潔っぽかったとも言ってたなあー。僕も一度そのお店に行こうかなあーと思ってたんですけど、上司の話を聞いた途端、行くのを止めました」。そりゃそうだろう。「ところで、そのお店は今でも営業してるのかい?」と尋ねたら、「今でもやっているかどうかは知りません」と肝心のステーキの味に関しては何も触れずに、そう答えた。ご飯と味噌汁がこの調子で、おまけに店内に飼い犬がうろついていては、ステーキを味わう以前の問題だったのであろう。このお兄さんに「佐渡でステーキが美味しいお店は?」と尋ねたら、「真野のこさどさんと金井の駅馬車、後は羽茂のボアール妹背かな」と答えた。

なお、画像と本文は全く関係がありません。

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おじさん達の中に鮨の味の変化に気づく人がいたら(いしはら鮨)    投稿者:佐ガット覆面調査員

2008-11-04 06:57:15 | 佐渡グルメ食べ歩記
ご主人がネタを切ると、素早くそれを受け取った二人がテンポよく握っていく。鮨というものは握ったらすぐに食べなければ味が落ちてしまう。本来ならば、一人前を握ったらすぐに客の所へ運ばなければいけないのだが、このお店では6人前まとめて握ってから各人に配分する形式を取っていた。鮨を注文したのが11時半丁度、調査員の手元に鮨が届いたのは11時48分。1人前10貫を3分で握った計算になる。しかしこれはあくまでも二人で握った場合の話しであるから、一人の握り手が握る速度としては、10貫を握るのに6分を要した計算になる。分速で換算すると、3分で8貫を握った長三郎の親方にはかなわない。願わくば、ご主人の握りの技を見たかったなあー。

調査員には、一番最後に握った鮨、つまり握りたてを出してくれた。ところがおじさん達の中には、握ってから18分が経過した鮨を食べさせられた人がいたのである。18分も経過すれば、ネタやシャリの味わいは少なからず変化するのではなかろうか?ところがこのおじさん達、黙々とこの鮨を完食したばかりか、更に烏賊とげその刺身まで平らげてしまったのだ。

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両津のぼったくりスナック    投稿者:新潟すね男

2008-11-03 15:55:43 | 佐渡の飲み屋さん
佐渡でタクシーに乗った時、運転手さんと話す機会があった。この運転手さん、大学生かとみまごうような若いお兄さんだった!筆者が、「佐渡で酎ハイ一杯4000円も取られるお店があるって聞いたんだけど」と、ぼったくりスナックの話題を振ると、お兄さんは「お客さあーん、ボトル1本の値段じゃないんですか?ボトルキープなら、1本3000円を切ってますよ、佐渡のスナックでは」と答えた。筆者が「いや、ボトル1本の値段ではなく、グラス1杯の値段なんだけどね」と言うと、このお兄ちゃん「うーん、佐渡ではそんなに高いスナック聞いた事がないですね。ただし、ステーキ1枚で、1万円を取るスナックが両津にあるって聞いた事がありますよ。10年前の話ですけどね」と思い出すように言った。

このお兄ちゃん、彼の前の上司から聞いた話だと断りつつ、「そのスナックではラーメン1杯が2000円もするそうです。どんなラーメンが出てくるのかと思ったら、笑っちゃいますけどね、チャルメララーメンと言うインスタントラーメンだったそうです。それから、女の子に1杯飲ませても2000円取られるんです。しかもワイングラスサイズの小さなやつで、それでもって、中身はノンアルコールのワインですから、女の子はいくらでも飲んじゃうわけ!乾き物を頼むと4000円ね。とにかく千円単位で値段が上がっていくシステムだったと言うんですよ。ステーキとラーメン食べて、女の子に4−5杯飲ませて、乾き物を頼めば、軽く3万円近くいっちゃいますよ。僕が、前の上司に、『何でそんなに払うんですか?』と尋ねたら、『そんなに払うからいいんだ』としか答えないんですよ。高い金払ったのに大したものが出てこなければ、何かあるなと思っちゃいますよねえー」と一気にまくしたてた。

何となく想像はついたが、このスナック、案の定、風営法に違反する行為をしたとして、警察に検挙され10年前に閉店したそうである。なお、画像と本文は全く関係がありません。
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鮨のいしはら、母娘の握りの競演    投稿者:佐ガット覆面調査員

2008-11-03 14:17:45 | 佐渡グルメ食べ歩記
夏のとある平日、両津夷にある、鮨の「いしはら」さんを訪ねてみた。夷の飲み屋街の目抜き通りから細い小路を奥の方に入った中間あたりにお店があった。前日にたまたまこのお店の前を通ってみたら、美味しそうな玉子焼きの匂いが漂ってきたので訪問してみようと思ったのだ。暖簾には「江戸前風味」と書いてあった。午前11時半にお邪魔したら、既に地元のおじさんが引き連れてきたらしいおじさん集団が5人ほどいた。

つけ場ではご主人がネタの仕込みに余念がない。調査員は、一番高い佐渡の地魚おすすめ握り(2,100円)を注文した。おじさん集団も同じ握りを5人前ご注文に。すると、シャリの入った米びつを囲むように、向かって左手に娘さん(と言っても小学生らしき子の母親っぽい人なのですが)が立ち、右手にその娘さんの母親らしき人が立ち、二人同時に鮨を握り始めたのだ。おおー、女握りですかあー。母娘、親子鷹、握りの競演と言った風情だ。鮨屋にしては実に珍しい光景です。ご主人は刺身を切ったり、鯵の小骨を抜いたり、目鯛の炙りを作ったりと、ネタの仕込み担当専門のようだ。

母親のてほどきを受けたとおぼしき娘さんの立ち居振る舞いをつぶさに観察してみた。左手の親指、人指し指、中指の3本でネタを掴み、それを掌を返す要領で2−3回扇型に振る動作はなかなか堂に入っている。しかしいかんせん、人間国宝級とも称されるすきやばし次郎の親方の芸術的とも言える華麗なる握り振りを目の当たりにした調査員からすると、さすがにかなり見劣りがした。
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花もずくとあさりの味噌汁(佐渡「漁場」)   投稿者:佐ガット覆面調査員

2008-11-02 06:38:34 | 佐渡グルメ食べ歩記
揚げ物の後は口の中をさっぱりさせるためにと「花もずく」が出された。最後は、汽水湖の加茂湖で獲れた旬のあさりのお味噌汁。いいダシが出ていてほっとするお味。これで漁場の一万円のコース料理は終了。本日は鮪の水揚げがなかったので、残念ながら鮪料理は味わえなかった。店主曰く「夏の佐渡では、お魚はあまりいいのが獲れません。やはり魚の旨くなる季節は冬ですよ」とのこと。更に「鮪漁は7月で終わり、8月に入ったらほとんど獲れません」とも付け加えた。8月に佐渡で出てくるマグロのほとんどは冷凍物だという。割烹「石山」然り、「長三郎」然りだったのはそういうことかと納得してしまった。

旬の鯒やキスが味わえなかったのは残念であったが、本日、市場に揚がった旬の魚だけを使用したお料理で構成した一万円のコース料理の評価は文句なしの★★★であった。この「漁場」さん、本来は寿司会席のお店だ。できれば握り寿司も味わいたかったのだが、食べきれないほどのご馳走攻めで断念せざるを得なかった。お代は飲み物を含めて11,550円。ちなみに店主がレジを打っていたが、会計はホールスタッフに任せるべきであろう。
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鰺の南蛮漬けとカワハギの唐揚げ(佐渡「漁場」)   投稿者:佐ガット覆面調査員

2008-11-01 05:44:38 | 佐渡グルメ食べ歩記
「夏場が旬の真鰺と新玉葱を揚げ、このお店特製の合わせ酢に刃叩きしたタカノツメを入れ漬け込んだ一品」とお店のホームページに書いてあった鰺の南蛮漬け。ピリ辛味で食欲が増す。これもこのお店のお薦め料理で、通販でも取り扱っている。鰺の南蛮漬けは、デパ地下の惣菜屋で購入して何度か食べた事があるが、漁場の南蛮漬けは、カラッと揚げた鰺に玉葱とタカノツメの辛味がうまく合わさり、さっぱりとした酸味の効いた味わいに仕上がっており、こちらの方が断然美味い!

これを食べ終えたら、お腹が一杯になってきた。そろそろコース料理の終わりかと思っていたら、何と、あの因縁のカワハギ(こーぐり)の唐揚げが出てきたので、生焼けのカワハギを出してきた某料理屋をついぞ思い出してしまった。タカノツメを混ぜて下味をつけてあり、実に美味しい唐揚げである。しかし、いかんせん満腹状態のため、半分ほどで降参。店主曰く「カワハギは唐揚げか煮つけにして食べるのが一番美味しい」とのこと。カワハギは塩焼きにすると美味いという言葉はついぞ出てこなかった。

調査員が店主に「このお店のお料理は一品一品、どれも質は物凄く高くて美味しいのだけれども、量が多すぎます」と言うと、店主は申し訳なさそうな顔で「いやあー、佐渡ではお客さんに、これも食べさせてやりたい、あれも食べさせてやりたいと言う事になり、ついつい量を多く出してしまいがちなのですよ。誠に申し訳ございません」と謝ってきたので、調査員は「いやいや謝らなければならないのは私の方ですよ。せっかく店主が目利きして集めた一級の素材を手間隙かけて調理したものを残してしまうのですから」と逆に店主に謝罪した。
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佐渡の面白いお地蔵さん巡りツアーを企画しては   投稿者:史跡巡りの旅

2008-11-01 05:41:23 | 面白観光スポット
そうかとかと思うとこんな可愛いお地蔵さん(画像1)や、子供が好きだった車のおもちゃを首にかけたお地蔵さん(画像2)まであり、見ていてけっこう楽しい。もの心がつかぬ純真無垢な子供はお地蔵様のようなもの。汚れやけがれを知らず、他人を貶めたり辱めたりするような事は決してしない。お地蔵様は何も言わぬが、子供はその喜怒哀楽を泣くか笑うかで表現しようとする。お地蔵様を見て、ほっと心が安らぐのは、可愛い子供を見てほのぼのとした気分になるのと同じではないだろうか。この梨の木地蔵から見る真野湾の夜景の美しさが筆舌に尽くしがたいという。夜間にこの地蔵脇を通りかかった人がそう言っていた。

佐渡には可愛いくてそして面白そうなお地蔵様に出会える場所がいくつかある。外海府、願地区の「賽の河原」、達者の「目洗い地蔵」、静平の「梨の木地蔵」、椿尾の「六地蔵」、宿根木の「幸福地蔵」、「岩屋山洞窟の地蔵」などである。これらを巡るツアーを企画しても面白いのではないだろうか。。
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夏の佐渡の岩牡蠣(佐渡「漁場」)    投稿者:佐ガット覆面調査員

2008-10-31 06:34:43 | 佐渡グルメ食べ歩記
加茂湖の養殖牡蠣が味わえるようになるのは9月以降。その代わり、5月から8月までは天然の岩牡蠣を楽しめる。この岩牡蠣をコース料理の中に加えるよう、事前に店主にお願いしておいた。画像は一個食べた後に慌てて撮影したものだが、実際は5ピース出てきた。岩牡蠣の身はクリーミーで、正に海のミルク!チーズのような濃厚な味わいである。しかし、冬の牡蠣が持つ独特の磯の香りや旨みが少し欠けているような風味なのがやや気になった。

店主に、この牡蠣は佐渡のどこで獲れたのかを尋ねてみた。すると店主は「本日私がこの梅津の海岸でテトラポットにへばりついているやつを獲ってきました」とお答えになった。テトラポットの上にいる牡蠣でも天然には違いない。しかし、本当の岩牡蠣はもっと深い岩場にへばりついて生息しているのだという。これを獲るには酸素ボンベをかついで潜らなければ獲れないので、深場に生息する岩牡蠣はかなりの高級品になり、新潟や築地あたりに出荷され、佐渡ではなかなか手に入らないのだそうだ。この時期、佐渡島内のお寿司屋さんをいくつか覗いたら、「岩牡蠣あります」という張り紙をよく目にしたが、値段はそれほど高くはなかった。

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梨の木地蔵    投稿者:史跡巡りの旅

2008-10-31 06:32:53 | 面白観光スポット
このお地蔵さんについてはあまりにも有名なので詳しい解説は割愛させて頂く。子供の病気平癒がかなったお礼にと人々が身代わりの小さな地蔵を置いていったのが溜まりに溜まり、ついに地蔵堂に入りきらなくなり、野外に置かれ、何千という地蔵集団を作るに到ったというのだ。島内の人だけではなく、子供の病気快癒にご利益ありとの噂を聞きつけた日本全国の病児を持つ親達が地蔵を置きに来るのだという。

場所は、真野の国道から佐渡郷土伝説館方面に向けて車を走らせ、赤泊方向に向かう。峠道にさしかかると右手に「梨の木地蔵」の標識が見える。この小道を登るとすぐに地蔵集団が見えてくる。2007年の佐渡国味海道のパンフレットの表紙になった子抱き地蔵の写真は恐らく冬にここのお地蔵様を撮影したものではないかと思い、薮蚊に悩まされながら、その地蔵を探してみたがついぞ発見には到らなかった。この梨の木地蔵、真冬に訪ねるのも一興か。

代わりに、真新しい子抱き地蔵を発見(画像1)。そして本尊を祭った地蔵堂の賽銭箱には「防犯カメラ有り」の張り紙が(画像2)。。。大勢の子供が見ている前で賽銭泥棒なんかして恥ずかしくないのか!そう思いながら、賽銭箱の周囲を見渡したが防犯カメラらしきものはなかった。なんだ「はったりか」。。。これを珍風景と言うべきかどうか・・・

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