慰安婦問題などテーマ 博物館の敷地めぐり対立 |
2008-11-04 16:40:24 Updated.
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旧日本軍のための元従軍慰安婦問題などをテーマとした「戦争と女性人権博物館」をソウル市の旧西大門(ソデムン)刑務所の跡地である独立公園につくる計画をめぐって賛否両論が巻き起こっています。
「戦争と女性人権博物館」は、従軍慰安婦と女性に対する暴力の問題をテーマにした世界初の女性人権博物館で、旧西大門刑務所の跡地である独立公園に、地下1階、地上3階の規模で造られる計画で、来年3月に工事が始まる予定です。
しかし、独立運動家やその遺族でつくっている独立有功者団体は、博物館の建設そのものには賛成するものの、独立闘争の聖地と言える独立公園につくるのは独立公園の趣旨を損うものだとして反対し、必要なら反対集会も行うとしています。
これに対し、従軍慰安婦の問題を追及している韓国挺身隊問題対策協議会などは、日本による植民地支配に関連した施設が集まっているため、日本人観光客が多く訪れる独立公園に造ることで効果を最大に上げることができると主張しており、両者の意見は鋭く対立しています。
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