サウジアラビアが複数の顧客への石油供給量を削減=業界筋
[シンガポール/ロンドン 4日 ロイター] 世界最大の石油輸出国サウジアラビアが、複数の顧客に対してすでに供給量を著しく削減している。業界関係者が4日明らかにした。
石油輸出国機構(OPEC)の減産決定を受け、実際に供給が削減されるのか注目されていた。
ある業界筋によると、サウジアラビアは石油輸出量を8月のピーク時と比べて日量およそ90万バレル削減したとみられている。
サウジアラビア当局者の公式コメントは得られていない。
ほかのOPEC加盟国であるアラブ首長国連邦(UAE)、クウェート、イラン、ナイジェリアは前週、顧客に対し供給量の即時削減を通知していた。
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