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事故米に含まれたカビ毒、健康リスク評価に着手 食品安全委

 残留農薬などで汚染された「事故米」の不正転売事件に絡み、事故米から検出されたカビ毒「アフラトキシン」について内閣府の食品安全委員会は30日までに、健康被害の具体的なリスク評価に乗り出した。アフラトキシンは食品から検出されてはならない物質で検出後の基準はなかったが、異例のリスク評価で健康被害を及ぼす恐れのある基準値を設定する。

 評価対象になるのは米粉加工会社の「三笠フーズ」(大阪市)が政府から購入した中国・ベトナム・米国産のうるち米から検出されたアフラトキシンB1のほか、B2、G1、G2。厚生労働省からリスク評価の要請を受けたため、食品安全委員会で審議を始めた。(07:00)

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