このブログは桜井淳水戸事務所と桜井淳カリフォルニア事務所の(1)業務内容(2)桜井淳個人情報(3)米国での活動内容(4)専門家養成のための学術セミナー開催案内等を掲載するHP代わりの硬いブログです。スタッフが交替で最新情報の更新や新項の追加をしています。 各項を順序よく読むと(a)事務所業務内容紹介(b)桜井所長学歴(c)哲学(d)著書(e)学術セミナー(f)米国での活動内容等、情報の価値が分かります。ここに記載した情報の信頼性は、他のいかなる組織・団体・文献・電子情報よりも、格段に高く、すべての判断基準になります。情報の信頼性については両事務所のスタッフがすべて責任を負います。著作権・情報のオリジナリティを確保するため、本ブログの内容のコピー・事実関係の引用・電子媒体へのリンク等は、すべて禁止します。不正行為を確認した場合には米国感覚で法的手続きを行います。事務所への連絡・メッセージは、各項の欄外のメールマークをクリックすれば、わかるように、アメーバ会員に手続きすれば、誰でも、自由にできます。ただし、送信者の身元は、サイバーエージェントによって管理されています。

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2008-11-04 12:34:13 stanford2008の投稿

個々の学術セミナーの体系化と最終的なまとめ方-オリジナリティの高い体系化ができるまで繰り返す-

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"水戸"が主催・開催している理工系の学術セミナーについては、講師の桜井淳所長の炉物理的バックグラウンドによって、個々のセミナーとも、数回繰り返せば、オリジナリティの高い体系化ができるために、日本原子力学会論文誌に論文を投稿・掲載されるくらいのことは、そう難しいことではありませんでしたが、「原子力技術社会構成論セミナー」(来月中には第8回目開催予定)「科学哲学セミナー」(来月中に第1回目開催予定)となると、理工系セミナーよりはるかに試行錯誤を経験して、まったく新たな視点を見つけ出さねばならないため、学会誌論文にするには、少なくとも、2、3年くらいかけねばならず、いわんや、「弘道館・偕楽園公園の歴史・自然探訪セミナー」においては、文献調査により、歴史的経緯を吟味し(特に、弘道館の歴史については、科学史・科学哲学的視点から吟味)、5年から10年かけて、著書に仕上げることも計画中であり、すべての学術セミナー開催の目的は、学会誌論文や学術著書のまとめに置かれています(学術セミナーの種類については、8年間かけて、まだ、11種類ですが、これからも、桜井所長の"水戸"将来計画に則り、時間をかけて、慎重に増やしてゆく予定ですが、近い将来、もう、数種類増やすことは、できそうです)。
2008-11-03 21:57:50 stanford2008の投稿

桜井淳所長の最近の講演内容-JR東海・西日本・東日本・総研の安全性の考え方への不賛同-

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【講演要旨】桜井淳所長は、1989年、JR東海の内部エンジニアの協力を得て、東海道新幹線の安全実績と課題を整理して、月刊誌論文として、社会に問題提起しましたが、その論文の影響力があまりにも大きかったため、JR東海取締役がある人物を介して、桜井所長に面会を求めてきたため、桜井所長は、受け入れて、面会し、その主張に耳を傾け、その後、JR東海広報担当者がセットした技術幹部との討論、具体的には、新幹線安全本部長・車両部長・設備部長等に面会し、東海道新幹線の安全性の考え方に関する話に耳を傾けましたが、その主張内容は、要約すれば、「新幹線は絶対に脱線せず、台車に金属疲労と亀裂を想定している程度」ということであり、あまりの非現実的な想定に、不賛同の意を表明し(桜井淳『新幹線「安全神話」が壊れる日』、講談社)、その後も討論を繰り返し、さらに、JR総研・東日本(及び同労組)・西日本(同西労)とも討論を繰り返しましたが(桜井淳『新幹線が危ない!』、健友館)、それらのJR共同体の安全性の考え方に対する不賛同から、距離を大きく取るようになり、接点を持たないようにし、その後、ドイツ新幹線ICEやフランス新幹線TGV、さらに、新潟県中越地震の時に上越新幹線が脱線し、脱線が現実のものとなり、次々に繰り返される中、時たま、週刊誌・月刊誌等での対談や講演等の依頼を受けたものの、本質的には、JR共同体に対する良い印象は、まったく持てず、不賛同のままにおり、そんな折、JR西日本の脱線事故が発生し、JR西日本とJR総研の発表資料に目を通しましたが、JR総研の脱線速度算出(133km/h、この脱線速度がもっともらしく受け止められたのは、現場では、制限時速の2倍が脱線速度のめやすという虚構の神話が蔓延していたためです)に対する質点系力学程度の計算能力とその内容を理解すらせず、ただ、社会にそのまま公表したJR西日本の無能力さ(京阪電鉄の側溝コンクリートふたによる脱線事故(1980.2.20)を曲解して置石原因説まで捏造主張)に深く失望し、さらに、当時、脱線速度が105km/hとだけしか発表されていなかったにもかかわらず、元車両メーカーのエンジニアがその速度で脱線すると主張しましたが、後の航空・鉄道事故調査委員会最終事故調査報告書に記されたように、最新の正確なコンピュータ・シミュレーションの結果でさえ、115km/hでもぎりぎり脱線しないことが分かり、事故直後は、JR共同体と元車両メーカーのエンジニアを含め、誰も何も正確なことは、理解していなかったことが明らかになり、JR共同体の技術力の低さと安全性の考え方の未熟さが社会に曝されることになったため、やむをえず、再度、基本的な安全性の考え方を社会に示しておきましたが(安田浩一『JRのレールが危ない』の附録の対談、金曜日)、最近では、JR東海の700系16編成の新幹線試験車両が、浜松の引込み線で、わずか1mmの超過レール磨耗により、最後尾2両が脱線するというまったく信じがたい幼稚園児並みの運転・技術管理をしており、それでは、通常運転時において、安全確保は、不可能であり、さらに、迫り来る東海大地震や東京圏直下型大地震(力武常次『東京圏直下大地震が迫る』、講談社)に対してさえ、現実的な脱線シミュレーションすらしておらず、JR東海・西日本・東日本・総研は、いまなお、無責任な技術管理を露呈しています(その程度では、あまりにも危険で利用できませんので、最低限、東海大地震を想定した脱線の可能性の有無のシミュレーションの実施を期待します)。
2008-11-03 18:05:34 stanford2008の投稿

桜井淳所長から京大原子炉実験所のT先生への手紙(4)-事故原因と被ばく影響の究明は永遠のテーマ-

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T先生


私は、前々回の手紙で、運転時のチェルノブイリ4号機とそれ以外のRBMKの炉物理的相違点を吟味してみましたが、どのような原子炉でも、何をしても安全が保証されるわけではなく、チェルノブイリ4号機の場合、規則だけで、制御棒がすべて炉心上端まで引き抜ける機構であったことは、不適切な設計であって、マニュアルで定めたり、オペレータに注意を喚起しただけでなく、工学的に引き抜けないようにロックする安全対策が不可欠であって、そうしていなかったのは、ポジティブスクラム特性と共に、技術欠陥と位置づけられると思います。1991年に刊行されたソ連政府事故再調査報告書「シテインベルグ報告書」には、確かに、AZ-5を押す前には、著しい異状はなかったと記されており、初期の政府事故調査委員会報告書とは、正反対の記載内容になっており、改めて、真の事故原因と破壊のメカニズムを吟味する上で、大変有用な資料です。炉物理特性の検討をしたKarpan(私のセミナーに参加していただいた時にいただいた資料「キエフ・チェルノブイリ旅行(2008.5.23-6.1)メモ」のp.13に彼の写真が掲載されており、確認しましたが、誠実な人のように受け止めました)のロシア語の著書の一部をいただきましたが、これから、じっくり、解読してみようと思っております。私は、圧力管がいつ破損したか等まで詳細に解明しようと思いませんが、誰しもできないでしょうが、印加された反応度から、実際の破壊規模を定量的に説明できるか否かを吟味してみたいと思っております。日本の原子力界は、スリーマイル島2号機の炉心溶融事故やチェルノブイリ4号機の反応度事故は、歴史に刻まれた過去の事故と位置づけておりますが、特に、後者は、過去の出来事ではなく、真の事故原因と詳細な破壊のメカニズムさえ解明されておらず、さらに、被ばくの影響は、現在進行形であって、決して、過去の出来事と位置づけられるほど軽い事故ではありません。先生は、何度も現地を訪れ、事故の真実を解明しようとしておりますが、そのような研究姿勢に心より敬意を表し、そのような研究は、他のいかなる研究論文に優る内容であると位置づけたいと思います。チェルノブイリ4号機の反応度事故については、まだ、真実の半分も解明されていないのでしょう。すべてはこれからです。


桜井淳

2008-11-03 16:58:58 stanford2008の投稿

桜井淳所長が学術セミナーを開催しようとした動機-JCO臨界事故を克服して高い安全解析能力の育成-

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桜井淳所長は、1999年9月30日に、茨城県那珂郡東海村で発生したJCO臨界事故の原因と企業内教育レベルの低さを重く受け止め、また、自身が日本原子力学会に設置した「モンテカルロ法による粒子シミュレーション」研究専門委員会(1998.10-2002.9)の委員人選過程において、大学・研究機関・原子炉メーカー等の日本でも一流どころの研究者・エンジニアだけに声をかけ、JCOのような核燃料サイクル施設を構成する燃料加工工場のエンジニアのような二流どころには、声をかけず、まったく無視していたため、米LANL(Los Alamos National Laboratory)で開発された連続エネルギーモンテカルロ計算コードMCNP(Monte Carlo N-Particle Transport Code)をインストールした高速PCを利用して、厳密な三次元臨界計算が容易に実行できることをすべての関係者に知らしめる機会を作ることを怠ったため、そのような問題を克服し、日本のどの組織にも高い安全解析能力を育成するために、まず、「第1回 モンテカルロ法による核燃料サイクル施設の未臨界安全解析セミナー」を開催し、つぎに、炉物理理論を中心とした「第1回 モンテカルロ基礎理論セミナー」、・・・・と計8種類に及び、何度も繰り返し開催することによって、レクチャーと計算演習の内容を充実させ、これまでに約400名の修了者に達し、参加者は、最初、研究機関・原子炉メーカー・ソフト会社の研究者・エンジニアでしたが、最近の数年間は、大学教員・修士院生・博士院生が半数以上を占めるようになり、桜井淳水戸事務所は、日本で最大のモンテカルロ計算・安全解析の専門家を養成するための研究・教育機関となり、これまでの約8年間に、それらの研究成果をまとめ、日本原子力学会和文論文誌に論文3編が掲載され、さらに、臨界国際会議(ICNC2003)で1回発表(そのプロシーディング論文1編)、それから、来年3月に刊行される『炉物理の研究』(No.61, 2009.3)に1編掲載されることになっており、いまでも、たとえ、事務所の研究予算は少なくとも、哲学とアイディアだけで、1年から2年に1編の割合で、論文を発表し続けており、今後は、国内だけでなく、海外での開催も視野に入れることを計画しています(国内大学、具体的には、東大・京大・阪大との共同研究も進めています)。
2008-11-02 22:49:14 stanford2008の投稿

桜井淳所長が、昔々、研究室で聞いた悲しいお話-原研部長職定年者が「定年後は皆ただの人間」と-

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桜井淳所長は、昔々、原研の臨界安全研究室に勤務していた頃、原研の部長職を経験してすでに退職した人物が訪ねてきたので雑談していたところ、その人物は、昔の職位にあった頃の影響力を失った苛立ちからか、ふと、さびしそうな顔と口調で、「定年過ぎれば、皆、誰でも、何の力もないただの人間になってしまう」とつぶやいたため、桜井所長は、とっさに、なぐさめのつもりでなく、本気で、「皆誰しも最初から何の力も持ち合わせていなかったのであって、失うものも何もなかった」と言うと、その人物は、黙ってうなずいていたそうですが、在職中にどのように高い職位にあろうが、定年後は、年賀状も激減し、組織を訪ねても、誰も挨拶など返さず、知らん振りして通り過ぎ、団地内の人間関係でも、皆、急に、空々しい態度になってしまい、改めて、人間とは、人間の価値とはと、問い返さなければならなくなるそうです(世の中には、退職後も、昔の職場を訪ねて大きな態度をとったり、団地内でもそのような態度をとって、常識を疑われている錯覚人間は、意外に多いもので、桜井所長に拠れば、人間の本当の価値とは、ただ、黙って、私利私欲を捨てて、世の中のために、地域のために、貢献できる能力を持っていることだそうです)。
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