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2008年11月 4日 (火)

アメリカの大統領選

News & Lettes/129

アメリカの大統領選がいよいよ明日決着がつく。
マケイン氏の共和党よりは民主党のオバマ氏が勝てばよいと思う。
オバマ氏が特別に良いというわけではない。
ましだ、というにすぎない。
共和党の侵略戦争政策にブレーキをかける必要がある。マケインは戦争を止められない。

もっと戦争を広げる可能性もある。恐慌を乗り切るために第3次世界大戦を企てる可能性すらある。
第1にオバマは、初の黒人候補としてアメリカ差別社会打破の象徴として意義がある。

白人でなくても良いとするアメリカはそこまで危機が深いと言うことだ。
黒人の大統領の出現は多くの被差別民衆の忍苦に満ちた生涯に対する慰謝となる。根深い人種差別の長い歴史に大きな転機を与えるだろう。

第2に、アメリカの金融破綻から始まる世界的な恐慌のなかで、伝統的な危機打開の方策である戦争政策を止めるということは、恐慌に対し新しい政治経済的な解決方策を樹立する以外にない。
オバマがイラクやアフガンの戦争を本当に止めるかどうかはわからないが、止めるとすれば現在の資本主義の危機をどうして乗り切るのか提案がなければならない。
「CHANGE」だけでは何もわからない。
私は侵略戦争で世界を混乱させ無駄な金と人材の消耗を重ねるのではなく、別の戦争、地球温暖化や食糧問題などへの大々的な戦争を宣言し、これに戦争と同じほどの巨額の資金と人材を動員してもらいたいと思う。そうすれば、失業者も減るだろうし、景気の浮上も期待できる。
利権にまつわる一切の侵略戦争を止め、人類が自ら作り上げた大災害に対し、宣戦布告し、これで、今の人類の苦境を救うべきだ。それは資本主義とか社会主義だととかの体制を越えた人類協同の事業である。その事業遂行の中で新しい政治的経済的秩序が出てくるだろう。
おそらくオバマには無理な話だ。

今回のアメリカ大統領選にはグリーンピース(緑の党)からも候補者が出ている。黒人の女性だ。マスコミはこの党や候補者の事は全く報じようとしない。

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