2008年11月3日 19時5分更新
岡山県内の昭和30年代の様子を記録した映像をデジタル化する作業が一部終了し岡山市の県生涯学習センターで上映会が開かれました。
岡山県では昭和30年代に映画館でニュース映画として上映された記録映像をデジタル化して保存する作業を進めていて、これまでに昭和33年から35年のおよそ130本のニュースの作業が終了しました。
3日はこのうちの一部が一般に公開され、県生涯学習センターでは、地域の住民ら30人が参加しました。
このうち、昭和33年3月に制作されたニュースでは、国道2号線に橋を架けるなどの道路整備が進んでいることを紹介するニュースで高度経済成長前夜の様子がわかります。
また、昭和33年4月のニュースでは中学校を卒業した子どもたちが関西地方に集団で就職するため家族に見送られながら津山駅を出発する様子が紹介されています。県生涯学習センターの梶元達也課長は、「映像をDVDにして教育活動を行う団体に貸し出したりインターネットに公開したい。」と話していました。
県では残る昭和36年と37年のニュース映像のデジタル化の作業も進めることにしていて来年度に作業を終えることにしています。