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マイクロソフト、韓国に約59億円投資へ

スティーブ・バルマー氏来韓、大統領府などを訪問

 来韓中のマイクロソフト(MS)社スティーブ・バルマー最高経営責任者(CEO)は3日午後、李明博(イ・ミョンバク)大統領と会談し、ソフトウェア分野の人材養成、韓国の新生ソフトウェア企業育成および海外進出支援のため、今後3年間で6000万ドル(約59億円)を投資するつもりだと明らかにした。

 バルマー氏が明らかにしたところによると、今後3年間、韓国の大学生2000人を選抜し、ソフトウェア開発と関連する技術教育を実施、またこれとは別に韓国内外の企業におけるインターンプログラム(500人)を運営するという。

 バルマー氏は同日午前、全国経済人連合会(全経連)の招きを受け、ソウルのグランド・インターコンチネンタル・ホテルで特別講演を行い、「経済状況がよくないからといって委縮してはいけない。マイクロソフトは来年、投資規模を40億ドル(約3966億円)増やすこととした」と述べた。またバルマー氏は、米国大統領選挙と関連する質問に対し、「誰が当選しようとも、米国経済と世界経済はよくなる」と語った。

 バルマー氏は、招請特別講演終了後の午前11時、瑞草区良才洞にある現代・起亜自動車の社屋で開かれた「車両IT(情報技術)革新センター」開所式に出席し、鄭夢九(チョン・モング)会長と会談、自動車・IT産業分野における両社の協力のあり方を議論した。

 続いて、グランド・インターコンチネンタル・ホテルでLG電子の南鏞(ナム・ヨン)副会長と会談、スマートフォンやネットブック(ノートパソコン)など、モバイル融複合分野における戦略的協力関係構築のための了解覚書(MOU)を締結した。

 さらにバルマー氏は、同日午後5時30分から新羅ホテルで開かれたサムスン電子のグローバル戦略携帯電話端末「オムニア」の韓国市場発表会にも参加し、サムスン電子の李潤雨(イ・ユンウ)副会長、崔志成(チェ・ジソン)社長、SKテレコムの金信培(キム・シンベ)社長らと会談し、協力のあり方について議論した。

チョ・ヒョンレ記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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