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2004.12.07

とんでもない横領事件

郵政公社で10億円もの横領事件が発覚した。愛人を囲って、まるで青森で起きた住宅供給公社のアニータ事件を思わせる事件だ。

特定郵便局長が郵便局の地下で料金後納のDM郵便を受け取り、郵便局を通さないで料金を巧妙に横領していた事件だ。確かに料金後納の場合は切手の代わりに印を押すだけなので、局員がその気になればいくらでも不正が出来そうだ。長期間にわたり、総額10億円にもなるまで気がつかなかったのも信じ難いが、郵政公社の管理の杜撰さが浮き彫りにされた。

横領した金で愛人を囲い、マンションを与え贅沢の限りを尽くしていたようだ。その郵便局長は女房子供もあるごく普通の特定郵便局長で、巧妙に二つの顔を使い分けていたようだ。こんな不埒な局員は許せるはずはないが、こんな簡単に横領され、公金で穴埋めするしかない郵政公社の責任は重大だ。

1)郵便は必ず窓口で受け取る 
2)数量と金額を必ず照合する
3)コンブライアンス(法令順守)を徹底する

これが郵政公社の今後の対策だそうな。あきれてものが言えない。何で責任には何も触れないのだ、冗談じゃない。

普通、10億円も盗られれば盗られた人は損をすると思うが、彼らはちょっと頭を下げるだけで、一円も損をしない。不足した分は公金で穴埋めするだけなのだ。こういう連中に公金を預けておいては、泥棒にカネの詰まった財布を預けるようなものだ。社会保険庁だけじゃない。使いたい放題に使われる郵貯や簡保の原資。失敗や不祥事で損金が出れば税金で穴埋めする。それでも黙っている日本の国民は余程のお人好しか。もっと怒れ、怒れ!

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