2008年10月25日

◆ Gmail のうまい利用法

 Gmail のトラブルがあった。これに関して、Gmail のうまい利用法を示す。

 ──

 Gmail については、野口悠紀雄のような絶対的な賛美者がいる。
 「Gmail はすごく優秀だから、これを使うとすごく便利ですよ。検索もすごいし、バックアップも取れる」
 と。( → http://diamond.jp/series/noguchi/10011/?page=4
 Google に情報が筒抜けである点についても、
 「悪用すれば Google が損するだけだから、心配はいらない」
 と楽観視する。( → http://diamond.jp/series/noguchi/10015/  など。)
 ( ※ Google がストリートビューをやって個人情報を漏洩している、という点についてはまるきり無視。  (^^); )

 ──

 ただし、こういう賛美者の言うことを聞いて、Google を信用すると、ひどい目に遭う。以下、引用。
 Googleは先週、長時間にわたるサービス障害と厄介なバグに直面した。10月15日から16日にかけて、一部のGmailユーザーが自分の電子メールアカウントにアクセスできなかった。これは今年8月に発生したGmailの障害の二の舞といえるものだ。
 Gmailにアクセスできないビル・W氏の不平に対して、あるGoogle Appsユーザーは次のように反論している。
 「(笑)この問題を深刻に考えるのが間違いだ。君たちは無料の電子メールサービスを仕事で使っているのかい? 誰がそんなばかなことを決めたのだ? そいつをすぐクビにしろ」
 しかしマーティン・ドレーク氏は、ビル・W氏の問題に対して思いやりのある意見を述べている。
 「“タダ”で提供しているからといって、高い水準のサービスと信頼性を達成する努力をしなくてもいいということにはならない。しかし、実際に何か問題が起きても、ユーザーは文句を言えないのだということを理解すべきだ」
( → ITmedia
 ──
 
 Google 賛美者もいるし、批判者もいるが、私としては、別の方法を教えよう。それは、次のことだ。
 「両方(賛成・反対)のうまいところだけ、つまみ食いする」


 一般に、何であれ、長所も短所もある。そこで、双方の長所だけ、つまみ食いすればいい。こんなに利口な方法はあるまい。   (^^);

 ──

 具体的には、次のようにする。
 「使うメールは、普通の有料メール。ただし、そのメールをすべて、Gmail に転送する。転送するときには、元のメールは削除しない」

 
 これでOK。
 普段は、普通に自分のメールを使う。ただし補助的に、Gmail も使う。次の目的で。
  ・ メールのバックアップ
  ・ 自分のメーラーで検索できなかった場合のみ、Gmail で検索。


 以上のようにすれば、Gmail はあくまで補完的な役割となる。現実に使う頻度は、人それぞれ。
 ただ、私だったら年にいっぺんも使わないだろう。それでも、メールのバックアップにはなるので、安心できる。検索も、私は普段は苦労していないので、Gmail の必要はないが、たまに使うこともあるかもしれないな、という程度。(一方、大量のメールを受け取るビジネスマンには有益かもしれない。)

 ま、Google としては、広告効果もろくになくて、踏んだり蹴ったりかもしれないが、そんなことは私の知ったこっちゃない。ユーザーは Google をうまく利用してやればいいだけだ。……どうせ Google だって、こっちをうまく利用してやれと考えているだけなんだから。  (^^);



 ※ 以下は、補足的な話。

 [ 付記1 ]
 「 Gmail だと、出先のパソコンでも使えるし、各地をあちこち移動しながらノートパソコンからも使える」
 という声もありそうだが、その点は問題ない。普通の有料メールだって、Web メールという機能で、自分のメールをブラウザ上から使える。常識。知らない人は、自分の使っているプロバイダで調べましょう。
( ※ 「うちのプロバイダにはその機能がない」という人は……そんなプロバイダはメチャクチャすぎるので、さっさと乗り換えましょう。ただ、そんなプロバイダがあるとは、信じられない。あるとしたら、中小企業の社用メールシステムぐらいでしょう。)

 [ 付記2 ]
 ついでだが、私はメールのバックアップは、自分のパソコンでやっている。2台の HD を使って、常にデータのバックアップを取っているが、そのデータのうちの一部として、メールのバックアップを取っている。ごくたまに、データ全体を CD-ROM に焼きつけて、保管する。
 通常のバックアップですね。とりたてて騒ぐほどのことじゃない。データ量も、大したことはない。(時間はかかるが、セットしたあとはパソコンから離れていれば、自動的にできる。気にするほどのことはない。)

 [ 付記3 ]
 ちょっと書き落としたことがある。
 上記の設定(メールを転送すること)は、受信メールだけに限られる。送信メールには当てはまらない。
 つまり、受信したメールは Gmail で保管されることで、バックアップも取れるし、検索もできる。一方、自分が送信したメールは、Gmail には届かないですね。(原則)

 では、どうする? バックアップは、自分のパソコン内でバックアップを取るしかないようだ。……とはいえ、これは問題ではあるまい。[ 付記2 ]を参照。

 では、自分のメールについての検索は? これも、どうってことはない。
  ・ 自分の書いたメールぐらい、内容はだいたい覚えている。検索は容易。
  ・ 検索が困難になったら、頭がボケたので、引退するのが賢明。  (^^);
  ・ ボケてもまだ検索したいなら、パソコン内の全文検索を利用する。
   (「Googleデスクトップ」「Windowsデスクトップサーチ」→ 比較

( ※ なお、「自分が出したメールは Gmail には届かない」というのは、短所というよりは、長所だろう。他人の書いたメールなら Google に見られたっていいが、自分の書いたメールは Google に見られたくないので。)
 
posted by 管理人 at 12:11 | Comment(3) | コンピュータ_04
この記事へのコメント
私のバックアップのやりかたも、管理人さんと同じですね。

ちなみに、ソフトはこれを使っています。タダだし、けっこう便利ですよ。

http://homepage3.nifty.com/nagatsuki/bunbackup/bunbackup.htm
Posted by 正田 剛 at 2008年10月25日 15:09
 それ、私のページですでに紹介済みです。

 「バックアップの話」
http://www005.upp.so-net.ne.jp/greentree/koizumi/79backup.htm
Posted by 管理人 at 2008年10月25日 15:28
お呼びでない?

お呼びでない??

こらまた失礼いたしました (^^)
Posted by 正田 剛 at 2008年10月26日 00:08
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