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山形米の新品種名称「県民投票で」に異論

2008年10月31日

∞全国で売るのに…

 県が10年のデビューを目指す米の新品種「山形97号」の名称を決めるブランド化戦略実施本部の戦略部会が29日あり、全国公募した作品を絞り込んだ。県は今後、候補5点を選んで県民投票にかける方針だが、部会では「公募は全国だったのに、なぜ投票は県民に限るのか」と異論が上がった。

 この日は、部会の委員が200点の候補からそれぞれ20点以内を選んだ。県はさらに絞り込んだ候補5点を12月中旬〜来年1月中旬にかけて、県民に選んでもらい最終決定の参考にするとしていた。

 だが、複数の委員から「県外から投票できないのはおかしい」「排除する意味が分からない」「全国で売るんでしょう」などの声が出た。県の担当者は「検討させていただきたい」と答えたが「検討して『やっぱりダメでした』では、何のために私たちがいるのかと思う」と話す委員もいた。

 県の担当者は30日、取材に対し「県民投票というのは、あくまで原則であって、県外の方が投票ができない訳ではない」と話し「国民投票」とも解釈できると主張した。

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