 |
動画を再生するにはREAL
PLAYERが必要です。お持ちでない場合はダウンロードしてください。MacOS版はこちら。 |
|
鞠智城で仏像みつかる (2008年11月3日
16:59 現在)
山鹿市菊鹿町の鞠智城跡で7世紀後半とみられる百済の仏像が発掘されました。 鞠智城と古代朝鮮王朝のひとつ百済との関係を裏付ける貴重な資料として注目されそうです。 発見された仏像は高さ12.7センチの青銅製の菩薩像です今年度の貯水池跡の調査で池の北側の斜面地表から1.5メートルの深さで仰向けの状態で発見されました錆びなどが付着しているものの頭の飾りや垂髪などがしっかり表現されていて腹部で何かをもっています横からみると身体が薄くS字に美しい曲線を描いていて7世紀後半の百済の仏像とみられます鞠智城は日本書紀などの記述から663年、朝鮮半島の「白村江の戦い」で百済を支援した大和朝廷が唐と新羅の連合軍に大敗したため日本列島への侵攻に備え百済の亡命貴族らによって築かれた山城のひとつとされています今回、百済仏像の出土という直接的な資料によって鞠智城の歴史的な位置が裏付けられるものとみられます鞠智城は現在、国定公園に向けた働きかけをしていて関係者は今回の百済仏像の出土が大きなはずみになればと期待をよせています。
|